Apr 28th, 2008

movie :: ファヴェーラの丘

遡る事7ヶ月前、代々木公園のブラフェスに行ったときからずっと公開されるのをたのしみにしていたファヴェーラの丘、とうとう公開されました。というわけで行ってきましたー。
当初は写美のほか、全国でも公開予定って告知されてましたが、結局は写美のみになったみたいです。

思っていた以上にドキュメンタリーでした。でもその割に映像とか凝ってた。(映像についてはたまにやりすぎ感が無きにしも非ず)
ファヴェーラと呼ばれるブラジル、リオ・デジャネイロ丘陵地帯の不法占拠住宅街の話。
ダイスキなcity of godの舞台は同じスラムでも、寄せ集められて住まわされてた地域かつ平地だったけどファヴェーラって呼んでいいのかな?そして、時代はぐっと遡るけど、黒いオルフェはファヴェーラ。
ファベーラはいくつかの地域に分かれているんだけど、この映画のメインの舞台はその中でもかなり危険とされている地域。ギャングがはびこり、ドラッグや暴力が蔓延している街で、音楽を通じて平和な生活を勝ち取るために戦うアンデルソンという男性の話。
アンデルソン、もう、すごいです。
子供たちは、大人になったらギャングになれば裕福に暮らせるって、ギャングになることを夢見る(他の選択肢を知らない)。そういう子供たちに声をかけて、自分が主宰するアフロレゲエという音楽集団へ誘うんだけど、その会話の仕方とか、どこで身に付けたんだろう?って。(おそらくは天性)
最後のほうに出てくるアクシデント、病院の逸話にちょっと鳥肌が立ちました。でもこのひとなら不思議じゃないかも。(tomoさんが書いてた衝撃的な事ってこのことかしら?)

もっといろんなところで上映されるとよかったのにな。

予告編はこちら(youtube/配給会社が公開しているみたい)で。
GCAR公式サイト(当然ながらポルトガル語ですが…“SubGrupos”でアフロレゲエ紹介)
アフロレゲエのblog(更新されてないけど、写真けっこう載ってました)
→関連情報:2008/04/17(amnesty ニュース)

by nao :: 01:31 :: dvd/cd/book...

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2 comments


  • そのことでーす。
    DVDの特別映像だと、ホントはファウェーラとその麓に広がる裕福な地域に住む人の両方を描く予定だったけど、最後のあの事故でストーリが変更になったそうです。

    アンデルソンさん、いろんな意味ですごいですよねー、うん。

    by tomo — April 30, 2008 @ 8:11 am

  • お、お返事ありがとうございます! :)
    その前の抗争再燃のほうかなぁ?とか、観ながら予想してました(笑)。
    ドキュメンタリーはDVDでみる方がお得ですねぇ…。

    一度ああいうひとに出会ってみたいなぁ。

    by nao — April 30, 2008 @ 12:28 pm


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