Dec 2nd, 2004

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えーと、今日12/1はWorld AIDS Dayでした。AIDS。身近に感じたことありますか?

あたしは正直、自分が罹っていたら?と想像したことが何度もあります。というか数年間そのことを心配し続けて生活していたことがあったからね。その頃の相手とかのこともあって、けっこう危ないんじゃないかって思ってた。実際に罹ってたら親に顔向けできねーなぁとかどうやって生活していけばいいんだろう?とかけっこう真剣だった。そして怖かったから検査にも行かなかった。というか行く勇気が持てなかった。さて、うちは潜伏期間を数年として考えてたので今はあまり心配してないんだけどキャリアでないという保証はないんだよね。ということに今書きながら気付いた次第。やっぱり検査に行ったほうがいいんだろうなぁー。
心配していたころ、本屋さんで見つけた本が“ぼくの命を救ってくれなかった友へ”っていう本。エルヴェ・ギベールという作家本人の話で、同性愛というあたしには分からない世界も含め絶望的でそしてリアルに感じさせる本でした。そして彼らには恐らくコミュニティとして感染したひとたちがお互いを認め合える場所があるけれどもし日本に暮らすうちみたいのが感染した場合、どうなるんだろう?きっとまだ病原菌のように避けようとする人たちは存在するだろうし、職を失う可能性は高い、友人だって減るかもしれない。たくさんの薬を飲んで副作用と戦いながら特効薬が出来るのを心待ちにして生きるのか。ひとりぼっちになるかもしれない、精神的にね。おそらくそれが一番つらい。親は心を痛めてそれでも必死に助けようとしてくれるだろう。けれど彼らも世間と戦わなければならなくなるんだろうな。年老いた自分たちよりも先に弱っていく娘を見る気分はどうなんだろう?しかもその原因が無防備なセックスだったりしたら・・・。
逆にもし自分の周りに感染者が出た場合どうなんだろう?頭では手をつないだり、キスしたり、その程度じゃ感染しないことはじゅうぶん知ってる。でも今まで身近に存在したことがないということが自分の判断を誤らせる気がして怖い。普通に接すればいいのかそれともいたわるべきなのか、というよりもそんなことを考えることが友情を壊すのじゃないかとかとか。

どんどん増え続けるAIDS患者。もちろんセックスだけじゃなくて輸血が原因であったり、お腹の中で感染してしまったり理由はいろいろだけれどもいつの日か実際に自分の身近に感じる状況が起きるかもしれない。それはあたし自身かもしれないし、今仲良くしている友人かも知れない、または感染したひととこれから出会うのかもしれない。
少しでも感染が広まらないように。そして感染したひとたちが暮らしやすいように。やっぱり“知る”ということがまずは大事なんじゃないかなぁとあらためて認識した日でした。
うまくまとまってなくってごめんっ!

by nao :: 03:40 :: feel/think/find...

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4 comments


  • いろんなことが頭をよぎります。
    今、私の立場で一番心配なのは子供達のこと。
    正しい知識を学ばせて行くにはどうしたらいいのかということです。近い将来のことだから。

    by mama — December 3, 2004 @ 9:16 am

  • trackbackしておきました。homosexualな視点から自分の思うところを書いてみました。

    by 山猫 — December 3, 2004 @ 11:18 am

  • World AIDS Dayにちなんで

     日本でも着々とHIVが定着しつつあるようですが、アフリカでは成人の20%とか30%がHIVに感染しているらしいですね。一般に人口の5%以上までHIVが浸淫してしまうともうコントロール不可能になるらしいとのこと。
     日本で同性とのセックスをしているpopulationってどのくらい

    by 愛から遠く離れて — December 3, 2004 @ 11:19 am

  • >mamaさん
    そうだね、きっとちびっ子たちのほうが身近になる可能性大ですしね。予防と理解、予防の話はタイミングもあるし、難しい課題ですねぇ…。

    >山猫さん
    こんにちは、はじめまして。tbありがとうございます。読ませていただきました。
    数字に出てこない潜在的な存在たちが一番危険なのでしょうね。言い方悪いけれどかんたんに括ってしまえば無責任が撒く危険がどこにどれだけ存在するか分からない状態になっているということですものね。きっと地方だからって安心もしていられないんだろうなぁ…。

    by nao — December 5, 2004 @ 3:31 am


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