Oct 16th, 2009

movie :: el cantante

091015_0847~0001水曜日のことですが、映画観てきました。
よーやく静岡でも公開の(そして今日で終了の)el cantante。アメリカ、2006年作品。製作はジェニファー・ロペス。

サルサ歌手として絶大な人気があった(死後もなお、今に至るまで)エクトル・ラボーの物語。奥さん“プチ”の回顧録を元に映像化されたもので、エクトルの役はジェニファー・ロペスのだんなさんでサルサ歌手なマーク・アントニー。

この映画、2006年作品だけあって、うちのだんなさんはとっくにスペイン語版で観たのよね。南米だけあって著作権がゆるいのか、おそらく海賊版DVDで(笑)。で、ラティーノだけあって(?)、最後のほうのシーンは暗くて嫌な話だから途中で観るのをやめたんだそうな。
そんな映画です。
こちとら暗い映画は慣れてるし。日本人だし。というわけでひとりで観てきましたよ。
それからというもの翌日までずーっと頭の中でel cantante(曲のほうね)がぐるぐる。

とりあえず、観て帰ってきて、だんなさんとまっさきに意見が一致したのは、
「なんでマーク・アントニーはそのまんまマーク・アントニーなんや?」というとこ。
頬こけすぎだよ、マーク・アントニー。エクトルは首無かったとだんな。ちょっとしゃくれてるしー(それは真似するのは難しいが…)。
映画に出てきたのはどこからどうみてもマーク・アントニーそのまんま…。最後のほうは見慣れたけど、違和感がずーっと付きまとってました。もうちょっと太る努力は出来なかったのかなぁ?太れない体質なのかなぁ?奥さんはその辺得意なのになぁ(笑)。

話の内容は、確かに楽しい話じゃない。でもこの映画の企画はエクトルの奥さん側から上がったそうだけど、残しておきたいっていうのがなんとなく分かる気がする。女目線だからかもだけど。端々にエクトル・ラボーへの愛情と、仕方が無かったというエクスキューズとが織り交じった告白。

観てよかったと思います。あんまり今までこういう歌の背景とか気にせずに聴いていたので、ちょっと理解が深まったかな?という気がします。
映画に出てきた音楽はみーんなしょっちゅうバイト先で聞いてる曲だったので、字幕のおかげで「こんな歌だったんだ」って分かったのも収穫。
(だんなさんにとってはその感想は「なにをいまさら?」だったぽいけど。ま、こちとら異文化ですからね。仕方ないじゃん。)

帰り際にめーずらしくパンフレット買ってみたんだけど、あんまりめぼしい情報は載っていなかったのが残念。

映画観ているあいだ、ずっと、エクトル・ラボー本人が歌ってるのを聞きたくて仕方なかったのはあたしだけじゃないと思います(笑)。

by nao :: 15:57 :: dvd/cd/book...

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2 comments


  • だよね〜、今度極力オリジナルでサントラの曲目を揃えたCD焼いときますね。

    by えるに〜にょ — October 16, 2009 @ 6:35 pm

  • おおおおおー、ぜひぜひお願いします☆

    by nao — October 17, 2009 @ 1:41 am


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