mdlm -bekkan-

すっかり先月の話ですが、まぁそんなに滅多に行ける場所じゃないとこに行けたので書ける範囲でネタにしてみます。

うちは某地元プロバイダのサポート窓口にいるわけですが、キャリア(関連会社)のデータセンタの見学に行ってきましたです。

サポート窓口の中で行きたい人を募って、抽選だったのですが、どーしても行きたいというわけではなかったんだけど見せてくれるなら見てみたいなぁくらいの気持ちでアミダくじ(アナログw)に参加してみたら当たったようでした。隣の席の人は行きたかったしアミダくじにも当たったらしいんだけど外されてましたが(笑)。

以下、役に立たないのに無駄に長文。

データセンタへの道中に｢この辺りのサーバを見るよ｣つってメールのシステム概要図を渡されたんだけど、解読出来ない略語だらけで参加表明した自分を呪いました…。

自分を呪いつつもデータセンタへ到着。入り口で身分証明書提示を求められるのですが、関連会社なのに職場の写真入りIDでは基本NGという厳しさで、パスポート(免許持ってないので)を提示して入館証ゲット。
1Fはひろびろした造りで、ミーティング用のテーブルとイス。ちょっとこじゃれた感じななのがうちの会社とは大違い。
そこからエレベータでデータ室へ。人間用のエレベータの横には大きなホテル並みの荷物用エレベータもありました。こんなでっかいの、何を運ぶためなのか想像付きませんでした。

データ室ではまず、靴を備え付けのサンダルに履き替え(ホコリを防ぐため？)、案内してくれたデータセンタの担当の人のIDで扉を開けるとさらに扉。今度は虹彩認証付き。
虹彩認証って、眼科の器具みたいに直接目を機械に当てるのかと思ってたら50cmくらい離れたところでやるんですね。でも｢もう少し下がってください｣とか｢前へ｣とか、なかなかめんどくさそうでした。

で、ようやく中へ。
中はたくさんのケージが並んでいて、各ケージには天井をからLANケーブルやファイバーの束が繋がっていました。そして壁は壁じゃなくて専用のエアコン。なかなか壮観でした。

ケージはそれぞれロックされてて、担当以外のところは開けないようになってました。なるほど。
うちの会社のサーバのあるケージを開けてみせてもらったんだけど、すげえ。そんでもって今さらながらほんとにサーバってPCなんだねぇというのが一番最初の感想(場違いすぎて声に出せず…)。コンパクトなサーバ機がずらっと並んでるのはなかなか圧巻。この棚倒したら(倒れないようになってるけど)いくら分の損失になるんだろう。
それぞれのサーバやディスクの要所要所に代替やバックアップが用意されてて、素人目には強固なように見えました。素人なので説明されるままにすげーと思いました。

他の一角に会社の社内システム用のサーバもありました。みんな思うことは同じで、ちょっとの間でいいからケーブル抜いとけば…とかなんとか。小心者なのでそんなことは出来ませんでしたが。

データ室の中はPCがたくさんあるのに寒かったです。(社内システムがあったあたりは多少エアコンの効きが悪かった感があったけど、熱を持つほどじゃなくて残念/おぃ)
それと、消火器がぴかぴかの銀色でした。かっこいいー。これ、普通の粉を撒くタイプじゃなくてミストで消火するもの。粉だとあちこちに舞ってしまうからだそうです。なるほど。

そうそう、データ室の中は当然ですが撮影禁止でした。社外秘なものはどうせほとんどが二進法でケーブルの中を走り回ってて、写真に何か重要なものが写るとも思えないんですけどね。
というわけで、冒頭の写真はデータセンタ前の鉄塔。線が左側にしかないのはデータセンタのための鉄塔だからー。もちろんこれ以外に自家発電も。
ついでに地震に備えて地下はバネみたいな構造になっていて、地面が揺れても吸収する仕組みになってるそうです。

総合的に見た個人的感想は、｢金持ってんなー｣でした。ほんと、こんな人に見学させるよりもきちんと身になる人材はいたはずなんだけど、すみません。
とりあえずなんとなくおもしろかったです。

そいえば話は変わるけど、前に某銀行のデータセンタに潜入(面接という名の…)した事もありましたっけ。
あそこは忍者屋敷ばりの曲がりくねった廊下にセキュリティのかかった扉だらけ、窓が小さくて、金はかかってるのかも知れないけど(でも外部では窓が小さいのは窓ガラス代をケチったともっぱらの噂でしたw)、あそこは圧迫感すごすぎました。実際に神経病んじゃった人けっこう出たみたいだし。

あ、今回見たデータセンタ、実はもう1棟古い建物もあるそう。｢あっちは見せると夢が壊れるから～｣ってゆってました。逆に興味そそられました。
でも潜入の機会はもう無いだろうなぁー。

by nao :: 17:14 :: diary