Nov 22nd, 2010

paseo del campo de shizuoka

さて、ペルー旅行ネタもそろそろきちんと街の話なんかを書こうかなーという、先の見えないまっただ中ですが、ほっとくとネタにするタイミング逃しそうなのでこちらを先にさらっと。さらっとね。

というわけで、11/16・17と関東からお客さんが見えて、静岡案内をさせていただきました。お客様はgomatsubuのpukkaさん。
前にも一度、photomoのtomoさんと一緒に静岡に遊びに来てくださったことがあります。ああ、2007年の春だったのか!月日が経つのは早い…。
その時と同様、まずは由比へ。

由比で桜えびと言えばついついくらさわやさんなんですが、今回は浜のかきあげやさんへ。

うちはかきあげそば。
掘っても掘っても桜えびな、エンゲル係数の高い家庭のお母さん手作りのかき揚げの味(笑)。
おそばの汁に浸かっても桜えび密度が高いのでさくさくの持続時間が長いのだ。
今回は平日の昼ちょっと過ぎだったおかげか、並ばずに食べられたのもよかった。休日のお昼とか、ものすごい並びようだからねー。

そのまま漁港内をぱちぱち。

船着き場から漁船を覗くと、漁師さんの手近なものを使った工夫っぷりとか、潮で焼けたペンキや浮き輪とか、無造作な中に見える秩序とか混沌とか、壁の落書きレベルの注意書きとか、漁港はいいなぁー。


漁港でだいぶ時間を潰した後は、適当に東方向にぶらぶら。
途中でいなばの缶詰工場を見つけたところで、春にtomoさんが来たときに行った由比缶を思い出し、案内。前行った時はお昼休みだったからかな、今回は魅惑の長靴はありませんでした…。
今回は、あたし自身あまり行かない東方面へ、さらに進んで行ってみました。東のほうは観光客目当てっぽく手を入れてるところが多くて…とか思ってたけどそんなに多くなかった。
由比缶のそばの川を渡ってほどなくして見えてきた「へんくつおやじの店」という据え置き看板、その背後にはおでんの文字も。
近づいてみたら駄菓子屋さんでした。

新しいお店だけど、変なノスタルジーを売ってる風でもなく、どっちかというと店主がやりたかったからというようなにおいを感じるお店でした。だって楽しそうだったもの。
pukkaさんが、店内撮ってもいいですかー?って聞いたら「いいですよー、あと他にもあるけど見る?」と言って、昔ながらのボンカレーとかのブリキの広告をいくつも持ってきてくれました。それも、近所の人とかが「うちにあった」とか言って持ってきてくれるんだそうで。いろんな意味で地域性だなー。素敵。
ちびっ子も普通に通ってるみたい。
←今回の収穫。
代金はお客さんが計算するらしいのですが、値段をちゃんと見てなかったので計算してもらったら85円…。子供のころとあまり値段変わってないんじゃ?

白木屋半兵衛という名前のこのお店、おでん研究家のあらいさんのblogにも載ってたわ
今度はおでんも食べてみよう。イルカのおでんの話をいろいろ伺ったのに食べなかったんだよね。

その後は由比正雪の生家らしい紺屋を覗いたり、由比本陣公園のはじっこにあった施設でエビの折り紙を教わってみたり。
由比正雪の紺屋はちいさいんだけど、なかなか雰囲気よくて好みでした。手拭いとか、染め物商品売ってて、桜えび柄とかちょっといい感じ。大漁旗デザインとか、次回ペルーに行く際にはお土産に買って行こう(笑)。

そのうちに辺りはすっかり暗くなってきたので由比を後にしましたです。

静岡に戻って静岡おでん。前にいらしたときと同じ幸多路へ。
このところの寒さに、ほっこりおでんはうれしい :)
初夏に行ったくつろげない店もおもしろかったけど、安心して食べたいもの食べられるのはありがたい(笑)。
昆布がでっかくてもちもちしてておいしかったなー。また食べたい。右側は巻貝「ながらみ」。
ちなみに女将が、「静岡は海ツボの発音が違うのよ」とか、「ながらみの発音はねー」なんて話をはじめたので「そー、そー」なんて話合わせてましたが、実はうちの発音違う。まー、いろんなものの発音が静岡一般とずれてる(生まれも育ちも静岡だが…)ので今さら直す気も、きちんと認識する気もないけど、ああいう場ではついすり合わせをしてしまうのだ(笑)。
まーとりあえず、静岡の発音って変だよね。(だんなの名前も最初にアクセント置くひといるし…)

翌日は、バスで西のほうへ。
伊勢物語の「駿河なる宇津の山辺のうゝにも夢にも人に逢はぬなりけり」で有名な宇津の谷…まで行くと帰って来れそうもなさそうだったので(京都の優男以下か…)、二軒家というバス停からてくてく歩いて源頼朝が作ってモリアオガエルが卵を産むので有名な誓願寺で何もいない池をみてがっかり(卵はなくてもカエル本人はいると思ったのに! あれ…もしかして、この時期はもう冬眠してる?)してから、ぶんぶく茶釜で有名な吐月峰までぶらぶら。
誓願寺は小学生のときに学校の行事で行った覚えがあったんだけど、年月の問題か季節が全然違うせいか、全然見覚えがなかった…。住職がいろいろ説明してくれた記憶はあるんだけどな。
こぢんまり寂れてて、一番さみしそうな季節に行ってしまったぽい。
吐月峰は有名だから親と来たことあるんじゃないかと思ってたけど、どうも初めてっぽい。小学生のころ、いろんな寺に連れて行かれたことあったんだけど、庭を眺める禅寺だから親は遠慮したのかも。説明聞いたらいいお寺だったんだけど、庭に説明の札を立てちゃうところががっかりポイントだったなぁ。
吐月峰って、しっとり和の風情でおいしいイメージがあったんだけど、お寺じゃなくてその傍の待月楼(老舗料亭)のイメージだったことにいまさら気付いた。
ちなみにその周辺は軒並み水曜休みで、くまさん牧場ってゆうソフトクリームやさん(裏手に牛舎あり)とか、和cafeぽいところとか、どこもかしこもやってなかった。ざんねん。

  
その後は東海道中五十三次の丸子宿の絵で有名な丁子屋(大人になって2回目)で、松尾芭蕉の「梅わかな丸子の宿のとろゝ汁」で有名なとろろ。

…と、「~で有名な」だらけのコース紹介でしたが、実はこの辺りはうちの小学校の学区内だったのでした。実家とは離れてるのでめったに行かなかったけど、丁子屋の辺りはマラソン大会の折り返し地点近隣だった厭な思い出付き(笑)。
途中で土手に上がったり、そこから適当に下って完全に住民しか通らないような道に入り込んだり(しかも以前正月に実家に帰った時もお散歩カメラで迷い込んだ(この辺あたり)ところでした/笑)、なんでうちこんな小学校ときのの友だちんち近所みたいなところでpukkaさんと写真ぱちぱち撮ってるんだろうという不思議。
妙なところで道草食ってたので駅に戻るバスに乗ったときはすでに帰りの新幹線の時間が迫って来てました。ひぇえ。
なんとか無事に時間に辿り着き、お土産もなんとか買えたのでよかった。

今年の春に出来て以来、行こうと思いつつまだ行ったことなかった市立美術館のcafeとミュージアムショップに寄れたらいいなぁと思ってたけどそんな時間は全然なかった…。
とりあえず今度ひとりで行ってみようと思いますです。
それと、今度は焼津開拓だなー。

by nao :: 23:56 :: go somewhere, oden, shizuoka life

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4 comments


  • 魅惑の長靴はなかったのですね。笑

    駄菓子屋さんとか美術館とか寂しそうな感じのところとか、まだまだ見所いっぱいですねー。また行かなきゃ。なのですが、今回の年末年始の帰国の時はちょっと無理っぽいです…

    by tomo — November 23, 2010 @ 3:56 am

  • 見所!とまで大手を振ってお誘い出来るほどの立派なものでもないですが、桜えびのついでくらいには楽しんでいただけるんじゃないか…と。

    ちなみに日にちが限定されますが、
    http://bit.ly/gI2NjD
    こんなのも。(ずっと行きたいと思いつつ行けずにいます…)

    というわけでお茶のシーズンにぜひー :)

    by nao — November 23, 2010 @ 11:42 pm

  • わー、naoさんもう書いてくれてる!
    (久々に見に来ました。遅くなってごめんー。)
    やっぱりnaoさんの記憶力ってすごい!今読み返しながらそうそうなんて頷いています 笑
    いろいろ案内してくれてほんとにありがとね :D
    わたしもちょこちょこinstagramにアップし始めました。サイトのほうも頑張りますー。

    by pukka — November 25, 2010 @ 9:52 pm

  • え、早かったですか? :P
    後回しにしたら多分このまま書かないだろうと思ったので行った場所の羅列と、ここで使わないと使い道のない写真たちの供養(笑)のためささっと。
    instagramはねぇ、まめに見に行かないとならないのでなかなか辛いです。ぜひサイトのほうを!!

    by nao — November 26, 2010 @ 1:01 pm


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