きのう、きょう
昨日、おとんが病院から外泊の許可が出て、家に帰っていたのであたしも実家に行ってきた。
本格的な治療の前に、というのと今までは緊急入院でそのまま入ったせいか違う病気の人たちとの相部屋だったので、部屋を変えるタイミングに合わせてというのとでだと思うのだけれども、金曜日の夜から日曜日の夕方まで外泊許可が出たとのことだった。
そして実家に帰ったんだけど、どうにも調子が悪くて。
こうゆうときはたいていモノゴトがうまく回らない。
晩ご飯を食べた後、おかんとのやり取りでちょっともううんざりしてしまったあたしはそのまま部屋を出、上着を着て、トイレに入ってたおとんにドア越しに「帰るね」ってゆって実家から帰ってきたのでした。
駅でちょっと気分転換的な買い物していたらおとんからCメール(auの、ショートメッセージみたいのね)が来てた。こないだようやく来たメールの見方を覚えたばっかりだと思ってたんだけどもう自分から送れるようになってたとは。こうゆうのキライだと思ってたので少し驚いた。
“頼んだ郵便物の投函をしてくれたか?”というような内容だったので“送った”って返事を返した。
アパートに着いた頃またおとんからCメールが来ていた。“ありがとう”というひと言だったんだけど、少しほろっとしてしまった。
今日、今日もまた調子が悪かった。何が、というわけではないから精神的な部分が大きいのだと思う。
先週は1週間うまく行かない毎日だった。
夕方、何事もなかったかのようにおかんからメールが来た。
怒っていたのはあたしのほうのはずなのに、なぜか赦された気がしてしまう。口惜しくも思うけれどホッとした。
若かった頃よりもずっとあたしは丸くもなったけれど、若い頃とは違う方向に気難しくなっているのを感じる。もしかしたら10年後、あたしはほんとうにひとりぼっちになってしまうかも知れない。
そう思うから余計にホッとしたのだと思う。
最近特にグレイス・ペイリーの「最後の瞬間のすごく大きな変化」を思い出す。シンクロする気がして怖くなる。
by nao :: 01:34 :: diary