Jul 20th, 2006

baird beer 6th anniversary! and numazu #1

baird_strawberrymilk.jpg

ええと、さんざんmoblogしてたわけですが、この連休中、日月と、静岡県は沼津市の港そばにあるbaird beerのpub、タップルームに入り浸っておりました。
というのも6周年&夏のビール祭りに釣られたわけですが。

というわけでまずは日曜日から。
あー、こりゃ長くなりそーだ(笑)。→実際もんのすごく長くなりました(笑)。

この日は沼津の友だちと久しぶりに遊びました。
去年も実はbaird beer 5周年に彼女と行ったのでした。あらヤダ、エントリ書いてなかったのね。(お誘いネタだけあった/笑)
日頃特に彼女とは、ビールは乾杯だけでその後はワインだとか本格焼酎だとか、そうゆうのんが多いのにその前の年も7月にビール(mexican,england beer)ばっかりの日があったり、なぜか7月はビールに縁があるのでした。

さて、まずは2時過ぎに沼津に着いたことだし、お天気もとりあえず晴れてるし、ってことで前々から気になってたスポットに行ってきました。
沼津港にほど近い狩野川。
川岸に小船が何艘も無断停泊されてるのんが気になってて。(もちのろんで被写体としてな。違法だとかそんなんはどーでもいいっつーか、そうゆうのがまだ大目に見られる社会であってよかったと思う)
土手を歩きながら、毛並みがばさばさで痩せた白猫が一見ミルクみたいに見えるなにかの液体が乾いた跡を一心不乱にぺろぺろ舐めてる姿とか(やたらに印象的な顔をしていた)、お船の佇まいとかを鑑賞したり、川べりに降りてお船(すずかぜ号という名前に惹かれた)を眺めたりしてました。

お船はみんな釣りとかそんな目的なんだろうと思われるのですが、そんな中、川の真ん中を何かちょっと違う雰囲気のんがやってきたなぁと思ったらちっこいクルーザーでした。高校生とかその辺の若い子たちが何人か乗っててにこにこ手を振ってきた。そして後部には親御さんと思しきリッチそうな夫婦が。しかも「おいでー」って!(笑)
ごっついリゾート気分やな。太陽族(ググって知ったけど、違うよ、そっちじゃないよ、裕次郎のほうだよ)の時代にタイムスリップしたのかと思った。つか、ここ、沼津だし!すぐそばは漁港だし!鯵、干物の産地だし!びっくりしました。

そして気付くとうちらが鑑賞していたお船の隣のお船(ナルシス号)のちっちゃい桟橋みたいなとこにハンチングにハーフパンツなおじちゃんがいました。なにやらしゃがみこんでじゃぶじゃぶやってはるのん。
なんだなんだ?と気になり、おじちゃんに「何か獲れるの?」って呼びかけてみました。カニが獲れるんだそーです。
ふーん、カニかぁー。つことはこの辺にお魚とか他の生き物たちもいるのかなぁー?と思って川を覗いてたらおじちゃんが近寄ってきた。「何かいるかなーと思って覗いてみただけ」だと答えたらがっかりされてしまった。すまんのぅ。
おじちゃんは最初見たときちょっと“孤独を愛する頑固なおじぃ”に見えたんだけど、近寄ってみたらにこにこ笑顔のステキなおじちゃん(まだそんなに歳じゃなかった)でした。

他にもまさしく今、魚獲りに行ってきた!って感じのお船がうちらの前を横切っていったんだけど、どっしりしたお父ちゃんとその家族っぽいひとびと、彼らもまた笑顔でにこにこ手を振って通り過ぎていったのでした。

沼津で海に近いあたりの男性と言えば“海の男”な、荒くれ無骨無愛想職人気質、ノムウツカウの三拍子なイメージが…あらら?(笑)
でも人懐っこくて潮焼けした皺の深い笑顔はみなさんステキでした。
(水門そばでひとりぽつんと釣りをしてた赤ちゃりのおじちゃんとの「何が釣れるんですか?」「ぜんぜんだめー」という会話になってないションボリ感漂う会話からも釣り人の「音を立てるな、近寄るな!」ノリとはえらく違ってたし/笑)

そんな感じで1時間ほど川べりで遊び、満足したところで今回の大目的、baird beerに乗り込んだのでした。

去年行ったときは夕方だったんだけど、お客さんはそんなに多くなくて普通にのんびり2人で楽しんだのでした。
で、今回。
2階のタップルーム(pub)への階段を登ってドアを開けようとしたら…ドアの摺りガラス越しに数人のひとの影が。普段ひとが立ってるべき場所じゃないはずなのに…。
ドアの向こうからはbaird氏がみんなに感謝の辞を述べているっぽいのが聞こえてきたのでとりあえず一旦降りて下で一服(笑)。その跡で再び2階に上がり、ドアを開けました。ちょうどbaird氏のお話も終わったところだったようでタイミングよかった。
ドアを塞いでた男性が中へ招き入れてくれたんだけど、招き入れられたところでどこに居ればいいのー?ってなくらいに小さな店内はひと、ひと、ひと、でした。

なんとか壁際に居場所を見つけてグラスを置けるだけの奥行きの狭いカウンターに荷物を置いて(カメラ持ったまま飲むのはさすがにツライので)お目当てのビールを入手。ふふ。

期間限定の“ストロベリーミルクスタウト”です。
このエントリの一番上の写真がそうよ。
ほんのりとフルーティーな酸味と、乾燥苺のような苺のフレーバーがほぉんのりと感じられました。フレッシュジュースを入れているのだそうで苺と聞かなければ苺だとは分からないかもってゆう自然な風味でした。でもあたしは気に入っちゃいました。
このストロベリーミルクスタウトの秀逸なのはその後で食べたデザート“バニラアイスのストロベリーミルクスタウト掛け”で発揮されました。バニラアイスにフローズンベリーとちょこっとチョコシロップ、それにストロベリーミルクスタウトが掛かってるの。(アフォガートみたいな感じにね)きっとここのスタウト(島国スタウトという素晴らしい定番スタウトがある)でもおいしいんだろうけど、この限定スタウトのフルーツのフレーバーや酸味がすごく合ってた。
ストロベリーミルクスタウトはボトルをお土産に買って帰ったのでまたおうちで再現してみたいと思います。にやにや。

その後はやはり限定(15日発売開始分)“クールブリーズボヘミアンスタイルピルス”。爽やかでなんつーかお口がすっきりするようなほんとにクールブリーズなビールでした。

そしてこの日発売開始した限定“ジョイ デ ビブラ(人生の喜び)ケイジャンライスエール”。Joie De Vivre!(意味分からなかったけど)な感じに素晴らしく華やかな香りを楽しめるビールでした。こうゆうビールは量はいらないけどたまに飲むとうれしくなっちゃうのよね。

さらにまたまた限定“アメリカンドリームストロングペールエール”。Joie De Vivreをも少しビールらしく、そして強くした感じ。あたしは好きだったけど、お友だちは(ビールとか苦いのが実は苦手)あまり好きじゃなかったみたい。赤いシチューとかその手のご飯に合いそうなしっかりしたビールでした。

あとは7番目の新定番ビール“ウィートキングエール”。これが定番に入ってうれしー。
去年の5周年のときにこれなかったっけ?
これも白ビールって呼んでいいのかな?(ビールの分類ってけっこういろいろあってあたしには理解が難しい)少し白濁して香りがよくって、やさしい口当たり。

でもって定番“島国スタウト”…も飲んだような気がする。ちょっとうろ覚え。

昼間っからとりあえずこれだけ、全部パイントで飲んでしまいました。
うっかり調子に乗ったペースで飲んでたのとお水を飲まなかったせいで夜には頭痛が…ううう、ぶっちゃけかなりしんどかったです(笑)。

でもね、ついうっかり調子に乗って飲んじゃうような楽しいイベントだったのですよ。
baird_session.jpgお店に入ったちょうどその直後くらいからお店の一角でmoblogしたようなアイリッシュ・バンドのアコースティックライブが始まったの。
アイリッシュミュージック(って言い方でいいのかな?)ってあまりよく知らなくて、ケルトって言えばエンヤだけど、そうゆうんでもなく、ええと…非常に自分的には“観た”ことを言いたくないのですが、一番自分の経験値で近いと言えば、“タイタニック”の船倉でアイルランドの人たちが演奏&ダンスしてたときのああいう感じの音楽でしたって…例えられるほうもイヤだろうなぁ(笑)。スミマセン。
狭い店内の一角で演奏してるもんだから、ギターとかフィドルとかバンジョーとか、弦楽器はたいてい前に出て演奏してはるんだけど、それ以外の楽器はそれぞれその場で演奏してたりして、普通のお客さんかと思ったら気付いたら楽器演奏してた!なんてことがしばしば。特に笛、姿は見えないのに笛の音がしてるよーなんてキョロキョロしてみたりしたのでした。
一体実際何人のひとが演奏してたのかなぁー?ああいうのんに飛び入りで参加出来たら楽しい&かっこいいよなー。楽器何かやろうかなー?(ちょっと先日のパンヤ氏の日記の気持ちが分かった)
そんな感じのごちゃまぜ感と音楽自体の魅力でぜんぜんアイリッシュミュージックをよく知らないあたしまで踊りだしたくなっちゃうようなそんな感じでした。(友だちと言ってたんだけど、もうちょっと遅い時間でヨイヨイだったら絶対踊ってるよねーって/笑)
で、窓際のカウンターに移動していたあたしたちの隣の席に座ってたひとがやおら楽器の準備し始めたの。それが上の写真なんだけど、吹いてはる笛とは別にひじのあたりにある楽器、イリアン・パイプってゆうのね。おおー、アイリッシュっぽいーなんて間近で見れて感動したのでした。
それと、基本的に禁煙な店内の唯一の喫煙所(階段の上のスペースをオープンエアにしたちびっこいテラス)で少しお話した楽しいおじ…おにいさんがさっきまでムービー撮ってたのに、気付いたらカスタネットみたいな楽器をすごくかっちょよく叩いてて、それがよくよく見たらお店のスプーン2本を重ねてタカタカタカっと鳴らしてはったのでした。あのテク覚えたい!手首のスナップが決め手だ!…とか勝手に今考えてみた。(それ以前にリズム感がないのよね、あたし)

そんな楽しい演奏が終わってからもまだだらだらと飲み続けてたわけですが、さすがに疲れてきたのでそろそろ出ようかってことになってお店を出ることにしました。

喫煙所でかなり聞こし召したおにいさんがイギリス出身の男の子にいろいろ話しかけてて、酔っ払いのイキオイで通訳してたんだけど(中学生レベル。おかげでhangover、覚えましたよ。大事な単語だ!)、帰り際に彼らの近くを通りかかったら直接日本語で「ビール好きはみんな友達だ!」と力いっぱい宣言してました。そーだそーだ、特にbaird beerを愛するひとたちに悪いひとはいないぞー。
そそ、そのイギリス出身の彼は、日本のビール飲むとかならず翌日頭痛くなっちゃうんだけど、ベアードビールなら(自国のビールと同様に)大丈夫、体にいいんだ。と言ってました。
うんうん、ビール酵母生きてるしね。(多分それ以前に精神論)

さて、そんなわけでベアードビールを後にしたあたくしたち、沼津の街中で彷徨うことに。
いかんせん、日曜日、3連休の中日、やってるお店が少ないの。
torrent.jpgで、ふらふらしているところへ気付いたら前にazuさんに連れてってもらったcafe torrentを発見。お酒も置いてるしーってことで時間潰し(友だちの彼待ち)に入ることにしたのでした。
写真は前にazuさんに連れてってもらったとき(5月)んの。こないだようやく現像しました。
前のとき、エスプレッソだったかな?頼もうとしたら機械が壊れてたかなんかでダメだったの。で、今回はビール疲れを癒そうと、フルーツパンチ(カワイイ?/笑)だったかな?を頼もうとしたら品切れでした…。うぅ。
でも林檎のソーダ割りはおいしかったのでいいとします。
今思えばもうこのときくらいからだいぶんお酒が回りまくってて弱ってたのよね。あんまり何話したか覚えてません…。
しかし、そんなcafe torrentで、またうっすらbaird beerつながりなイベントが組まれていたとは。

その後、彼が合流して、みんなで再び乾杯して、でも話をしているうちに眠たくなっちゃったのであたしとしては異例の10時にギブ。ベアードビールで途中参加したカトウ氏に乗っけてもらっておうちに帰ったのでした。
もー、おうちに帰って電気もつけずに速攻顔洗ってベッドにばたんって感じだったのに、翌日のお誘いに律儀に返事しているあたしってすばらしいと思いましたよ。
お誘いの先はまたビール(またベアードビール)だっつーのに(笑)。

そんなわけで#2に続きます。わぉ。

by nao :: 00:14 :: shizuoka life

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