Nov 24th, 2006

dvd :: don’t come knocking

B000G1VJZI アメリカ、家族のいる風景
サム・シェパード ヴィム・ヴェンダース ジェシカ・ラング
レントラックジャパン 2006-08-25

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もうひとつ映画ネタ。
大好きなヴィム・ヴェンダース作品。
そしてその中でも大好きな“パリ・テキサス”のサム・シェパードと組んだもの。

どうしたって“パリ・テキサス”と比べちゃうんだけど、比べちゃうと「うーん…」な感じ。
とは言え、“パリ・テキサス”だって観たのは7〜8年くらい前だったけど、観てからずーっと経ってからじわじわと来たんだけど。んー、でもこれはどうだろう?
サム扮するハワードがよく喋るせいだとか、西部劇俳優の役だとか、“アメリカ”っぽい部分がなんとなくあたしにはしっくり来ないせいもある。けどそれ以上に終わりがね、引っかかるものが少ないせいかも。いつもならなんて言っていいか分からないようなざらっとした感触が残るのに、その辺なんとなくすっきりとシアワセに終わってる感じ。まー、いいんだけどさ。(あたしにとって“ベルリン 天使の詩”がしっくり来ないのももしかしたら同じ理由かも。)
あ、でも元コイビトとかその子供たちとか、そのコイビトとかは魅力的でした。
最後のほうで子供たちがクルマで“where is Haward?”歌ってるのとか、強いなぁーって。
それとソファの辺りの映像はかなり好み。

ちなみに原題の“don’t come knocking”、come knockingは“登場する”という意味なんですって。
つか邦題よりも原題そのまま使ったほうがいい気がするんだけどなぁ。
原題はハワードが訪れた相手の人目線っぽくて、邦題はハワード寄り第3者っぽい。なんかちょっとおもしろいと思いましたです。

そうそう、そいえば観たいと思っててすっかり忘れてた映画(でtsutayaで発見したけどまだ1週間レンタルでなかったのでやめたの)がジャームッシュの“ブロークンフラワーズ”。
そいえばこれも子供がいるらしいと知った中年男性のお話なんですよね。
2泊3日でもいいから借りてこようかなー。

B000G1R3RQ パリ、テキサス デジタルニューマスター版
ハリー・ディーン・スタントン ヴィム・ヴェンダース
東北新社 2006-08-25

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いつの間にか“パリ、テキサス”のニューマスター版が出てたんですね。おお、今年の8月発売でしたか。
ニューマスター版であるということはわりとどうでもいいんだけど値段が!やったー!!
近所のtsutayaにはビデオしか置いてないのでまた観たいと思いつつ観られずにいたのでした。
ああ、あとは“都会のアリス”も出ないかなー。かなり望み薄ですが….。

by nao :: 01:20 :: dvd/cd/book...

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2 comments


  • さっそく私の次借りるリストにいれました。:)
    都会のアリス、こっちではないんですよねー。すごーく観たいのにぃ。ぶー。

    by tomo — November 28, 2006 @ 4:32 pm

  • お、ぜひ観たら感想聞かせてくださーい。
    tomoさんがどんな風に観るか興味しんしん。 :)
    都会のアリス、置いてるとこ少ないのですよぅ…。
    (というかヴェンダース作品自体有名なもの以外がなかなか…)

    by nao i — November 29, 2006 @ 12:27 am


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