mdlm -bekkan-

えーと、こないだの土曜日にひさしぶりにおかんとおかんの姉な叔母と３人でご飯を食べてきました。
叔母と会うのは１年半ぶり….。
叔母とおかんが気に入っているイタリアンにあたしも連れて行ってあげようということになったらしく誘われたのでした。

お店はちょっと街はずれにある小さなリストランテ。
白を基調としたシンプルなお店で席数１６席とほんとにこぢんまり。
お店の名前は“リストランテ黒谷”



ランチは前菜とパスタをそれぞれ数種の中から選ぶプリフィクススタイルのランチセット1200円か、2500円、3500円のおまかせ。
今回はうちの誕生日が近いっつーことで(でもそんなにたくさん食べられないという母の要望もあり)2500円のんをご馳走してもらいました。

前菜はランチセットのと同じメニューから好きなのを選んで。
うちはプロシュートと温野菜のチーズソース和えサラダ。
おかんが甘エビのサラダ仕立てを選んでしまったから….。どうしてこう、親子って好きなもの似るんだろうね。果たして甘エビはめちゃくちゃおいしそうでした。ムール貝とかまでついててさー。
あ、プロシュートもおいしかったです。ブロッコリ、アスパラやヤングコーンをスチームしたものに比較的あっさり目のチーズソースがいいバランス。
ヤングコーンってキライなんだけど、キライなのは缶詰に入ったやつだったということが判明しました。フレッシュをちょうどよく火を通したものは歯ざわりよく、野菜の甘みが生きていてとてもおいしかった。
…ホワイトアスパラガスと同じだー。缶詰にさえしなければとてもおいしいのにもったいない！！

そしてその後はワタリガニのパスタ。
トマトクリームベースにワタリガニ。身とミソがたっぷり入っていて、なのにすごく上品。
どう違うのか分からないけど今まで食べたことあるのと比べてはるかに上品。でもカニの味は充分なの。ダシの取り方なのかなー。

でもって次はポルチーニのリゾット。
イエイ、ポルチーニ！大好き！
ポルチーニ、ドライだけど、ま、そりゃ仕方ないさ。ポルチーニと鶏ひき肉、そしてチーズを仕上げにふりかけて。

メインはお肉かお魚なんだけど、３人揃ってお魚選んでました。
それが上の写真のん。真鯛のポワレ。
白身魚食べるとそこのお店の腕って分かるよね。そんなたいそうな味覚持ってるわけじゃないけど、でも塩加減、焼き加減ですぐ分かる。
そしてここのはほんとスバラシイ！！
皮がカリカリで、身はやわらかくて瑞々しいの。至福ー。
エビもぷりっぷりだし、ホタテも柔らかいし。
うちだけ実はグラスで白ワイン飲んでたんだけど、いい感じにおいしい取り合わせでした。白ワインは多分フラスカーティかその辺りの軽いものなんだけど鼻を近づけるとふわんとお花のようないい香りがしました。
自家製のフォッカッチャでお皿のソースを残さずいただいちゃいました。

デザートは簡単な２点盛りでヨーグルトのムースと抹茶のケーキでした。
抹茶のケーキも肌理の詰まったしっとりした、でも重く感じない、好みなタイプ。

おかんから「おいしいのよー」とは聞いていたけど思った以上においしくてシアワセになったのでした。
夜も3800円でプリフィクスなんだそう。
今度は夜に食べに行ってみたいなぁ。
みんなでわいわい取り分け合って食べるイタリアンも好きだけど、こうゆうコースっぽい上品なイタリアンも素敵でした。誰か行きたいひといないかなー？
ちなみに店内は禁煙っぽい。(おかんと叔母にはタバコは止めたことになっているのではっきりとは確認出来ず…/笑)でもここでは禁煙のほうがおいしくいただけるなぁと感じられる、そんなご飯でした。

ちなみにランチは予約しないと多分入れないくらいに人気だそーですよ。

さてさて、ご飯が終わって、叔母のご用に少しお付き合いして、叔母が運転する車から降りてさようならをしようとした途端、叔母に「なおちゃん、あんた結婚はどうなの？する気あるの？」と。
叔母となかなか会いづらい理由はコレだったわけですが、何も言わないのでほっとした瞬間でした(笑)。
笑いながら「どうなんでしょうねー？」なんて言いながらさよならして、叔母へのお見送りの超笑顔のまま、おかんに「ああ、やっぱり突っ込まれたよー」とグチったら、今度はおかんから「そーよ、ほんと、あんたどーなの？」だって。ああ、姉妹の連携…。ほんま、どーなんでしょう？(笑)

姉妹と言えば、お食事中、叔母がどのお皿も３人の中で一番早くに空けてしまうのをちょっと恥ずかしく思ったのか食べるスピードの話になったんだけど、叔母はおうちがお茶の問屋さんで来客が多いからその癖があるんでしょうねっておかんとあたしは思ってたんだけど、そこでふいに「お父さんがそういう人でしたものねぇ。」と。
曰く“熱いものは熱いうちに。冷たいものは冷たいうちにいただきましょう”の精神。
粋人だった(と思われる。いかにせん小学校２年のときに亡くなったのでリアルな記憶はやはり少ないの…)おじいちゃんらしいなぁと思いがけず大好きなおじいちゃんの話が出てうれしかった。
ちうか叔母もおかんもおじいちゃんのこと好きだったもんな。
それと“あたしのおじいちゃん”としてでなく“姉妹のお父さん”としておじいちゃんの話を聞けたということもなんだかうれしかったのでした。

そんなわけで晴れた暖かい土曜日の楽しいお昼でした。　：）

by nao :: 01:21 :: diary, food, shizuoka life