dvd :: Everything Is Illuminated
“僕の大事なコレクション”。ほんとは“僕と未来とブエノスアイレス”を観たかったんだけど、貸出し中だったのでこれを。
なんとなくどっちもルーツ探し的な、そんな話かなって思ったので。気分がそんな気分だったのさ。
DVDのパッケージの文句読んだ程度で借りてきたのでほとんど前知識なく観たんだけど、とりあえずまずはイライジャ・ウッドに驚いた。“ロード・オブ・ザ・リング”ではまだ子供だーと思ってたのに(観てない+続いてるんだよね?ってレベルでしか知らない。友達が「かわいいー」って騒いでた記憶のみだったり…)すっかり大人になってた。そしていい味だしてる。なんとなく“ツインピークス”とかその頃のカイル・マクラクランを思い出したです。ちなみにカイル・マクラクランは中学生の頃、幼なじみと“DUNE 砂の惑星”を観に行ってあの端正な顔立ちに惚れたのでした。何年か後に“ブルーベルベット”観てショックだったのだ….。つーか、今知ったんだけど、“砂の惑星”ってデヴィッド・リンチ監督作だったのねー。“ブルーベルベット”も観た記憶はあるけど内容すっかり忘れてる。今度また借りてこようっと。
…と死ぬほど前置きが長くなったわけですが、これ、なかなかアタリでした。
最初はなんか狙い過ぎかなぁーという気がしないでもなかったんだけど、東欧っぽい?ユダヤっぽい?音楽とかシニカルなノリとかいい感じでした。ケント・デリカットみたいなでっかいメガネのイライジャの幼少時代のシーンがあるんだけど、やっぱり同じくらいのでっかいメガネかけてる…みたいなベタさ加減も好きなのだ(笑)。
前半はそんな感じに面白く進んで行くんだけど途中からは笑いはなくなるの。でもなんとなく前半部分で描かれてきた人物像が生きてるせいか悲観的ではなくて前向きな気分で見終わりました。
ま、最後のところ、コレクターとしては詰めが甘いよねーなんて。
どうもあたしは割と東欧っぽいものが好きみたいだということを再認識しました。チェコのかわいい雑貨とかそうゆうんでなくて(好きだけど)もうちょっとダークな部分も含めて。
そいえば“アンダーグラウンド”も好きだったなぁーとか思い出したり。
そうそう、観ながらついつい考えちゃったんだけど、この映画の日本版を作るとしたらあのおばあさんの役はぜったいに故岸田今日子さんだよなぁーなんて、そんなこと考えてちょっとしんみりしちゃったり。
この映画の原作も読んでみたいなぁ。
どうでもいいけど、どうゆうわけだか懐かしいネタてんこもり(ケント・デリカット含め)でお送りいたしましたー。
by nao :: 19:34 :: dvd/cd/book...
