Mar 30th, 2007
春うらら
今日、カメラ持ってその辺ぶらぶらしてたんだけど、信号渡るときにふと、目の前歩いてるおばあちゃんのバッグに気付いた。
杖ついて、ゆっくりゆっくり歩いてるおばあちゃん、右手に杖、左手にちいさな合皮っぽいバッグ持ってた。黒なんだか茶色なんだかよく分からないような、がま口とハンケチとちり紙とあめ玉が入ってそうなやつ。
そのバッグから緑色のものが口いっぱいにはみ出てる。
なんだろう?とおもったらサツキの蕾のついた枝でした。
何本もバッグいっぱいに押し込まれてたんだけど、おばあちゃんの進行方向から考えて、99%駿府公園のサツキ。桜の後、出番を待ってる蕾。
なんとなく、ああいうおばあちゃんになりたいと思ってしまいました。花泥棒だけど。
同時に摘んじゃいけない、管理された植物ばかりの町ってなんだか嫌だなって感じたの。
たぶん、おばあちゃんはそんなこと何にも考えずに、(ああもしかしたら家に着いた頃には覚えてなかったり、それどころか家に辿りつけないで違う道をぐるぐると…)普通に手折ってきたんだろうなぁ。どんなおうちの、どんなお部屋に活けるんだろう。とか想像してしまいました。それか信号渡った先の総合病院へ持って行こうとしていたのかしら。
もし、これが桜の枝だったら「ひどい」と思う気もするのでまた微妙なところですが、サツキという選択にもまたやられてしまいました。
だって、なんだか平和じゃない?
by nao :: 02:38 :: moblog
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