Apr 26th, 2007

paul bocuse

nat.jpg4/23に東京に行ってきました。目的は美術館。ここんとこ東京に行ってなかったんだけど、観たいと思ってたのがGW中に終わってしまうので、行くことにしたのでした。
その行きたいののひとつが国立新美術館でやってる“異邦人たちのパリ”。
どうせ国立新美術館に行くならぜひボキューズのごはんも食べてみたいなぁと思ったわけなのでした。

ちょうど行く数日前に職場のとなりの席の子が食べに行ったというので聞いてみたら、すっげー混んでるよとのこと。まぁ、泊まりだし、たまにはおいしいごはん食べたいというわけで並ぶの覚悟で行ってきました。

東京着いたのが10:30、渋谷マークシティの屋上。そこから渋谷駅に行くのに適当に歩いて行ったら反対方向でした…。渋谷駅から乃木坂駅へ。乃木坂からだと駅から直通なのね。ここは迷わずさくっと行けた。で、うっかりチケット買ってから3F行ったらもうすっかりレストランは待ちの長い列が…。
1時間半待ちという言葉にもめげず、並びましたですよ。ええ、がんばった(笑)。

レストランは↑の写真の上のとこ。後になってエスカレーターからこの風景見て、「こんなとこで食べてたのかー」ってちょっとおもしろかった。ちなみに国立新美術館は、かの黒川紀章設計。
黒川紀章といえば、こないだ渋谷区長選挙で宅八郎の応援に来たらしいですね。どうなんだ、この組み合わせ。どうでもいいけど宅八郎ってたしか静岡県浜松市出身だった。ええ、ほんとにどうでもいいですが。

…気を取り直して、ごはんの感想を。

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ランチはプリフィクススタイルで基本は2,500円。前菜、メイン、デザート。飲み物やエシレバターは別。詳しいメニューはここに載ってました。
うちは前菜は鴨のテリーヌ カンパーニュ風。
鴨大好き!テリーヌも(ちゃんとしたのは)大好き!(クリスマスとかにスーパーで売られてるのはまずいから好きじゃない)
しかも、ピスタチオがごりごり入ってておいしかった。もちろん白ワインをグラスで(笑)。
ひとりなのに、ランチなのにワインを頼んだのは人生初でございます。おとなになったなぁー。
グラスワインは3種類選べたんだけど、一番手頃な値段のものを。ラングドックの白。Les Peyrilles 2005 Picpoul de Pinet。グラスで600円、ボトルが確か4,000円と、その辺の手軽なフレンチのハウスワインとさして変わらない値段なのに、香りがとても華やかでボディも割としっかりしたおいしいワインでした。これ、また飲みたいと思ったんだけど、ググってもヒットしなかった。一般には流通してないのかなぁ。
テリーヌと白ワインとバゲットを交代にくちに運んではひとりでうっかりにっこりしてしまう、とてもおいしい前菜でした。
でも、ブラッスリーだからなのか、量多い…。この2周りくらい小さいサイズで十分な気がしました。

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メインは子羊のナヴァラン。
子羊も大好き!日頃、肉より魚、魚より野菜なのですが、鴨とか子羊は別なのでした。
じっくり柔かく煮込まれた子羊はジューシーで、子羊の香りもふんわりと生きていておいしかった。軽めの赤でも欲しいところでしたが、さすがに昼からひとりでワイン2杯はためらわれたので、ぐっと我慢。

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デザートはいちごのカルディナル風。
ご覧のとおりのいちごもりもり。バニラアイスの下には焼いたメレンゲ。フランボワーズソースとバニラアイス、メレンゲをいちごと一緒に。いちご単体で食べてみたらちょっと水っぽかったのが残念だったけど、まぁその辺は仕方ないのかなぁと。
ちなみにこのデザートのために白ワインをひとくち残してあったのでした。ふふ。おいしかった。
コーヒーも頼んだんだけど、コーヒーもおいしかったです。

店員さんはどうもやっぱりひとによってレベルが違うなぁと思いました。
子羊持ってきたひとはなんか楽しくなさそうだったし、まだテリーヌ食べてるあたしに配慮している気配がなかったのでちょっとむっとしたのでした。(で、テリーヌ食べ終わっても自分でお皿入れ替えないで空いたお皿下げてちゃんとしてもらうまで待った/笑)その後のデザートもってきたときもやっぱり何か足りない。子羊のお皿さげてくれたひとやコーヒー入れてくれたひとは物腰も柔らかくて、何かしてもらったときに「うれしい」って感じたの。
この辺がちょっと残念でしたが、気軽においしいごはんを食べられる場所としてはいいなぁって思いました。もうちょっと空いたらいいのになぁ。

ちなみにお会計はうっかり4,000円。ひとりのランチでこんな金額出したのも初めてでした(笑)。
こうやっておいしいものを食べると、またおいしいものを食べに行きたくなっちゃうんだよねー。今度はブラッスリーとかじゃなくてレストランで繊細なのを食べたいなぁ。
んー、がんばっておしごとしようっと。

by nao :: 23:28 :: food, go somewhere

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4 comments


  • うー。おいしそう。
    お腹が空いているときに見たのは失敗だった(笑)

    by んちば — April 27, 2007 @ 5:45 pm

  • ふふ、おいしかったのですよ。
    考えてみたら美術館のレストランってけっこう力入れてるところ多いのですよね。
    これから他の美術館でもご飯たべてみようかなーと思ってます。 :)
    んちばさんも東京出張の際はぜひ。

    by nao i — April 29, 2007 @ 2:06 am

  • ひとりで優雅なランチですね。国立新美術館のボキューズは一般に不評ですから、興味がありませんでした。でも、ブログの記事と食欲をそそる写真を拝見して、わたくしもひとりで出かけてみようかという気持ちになりました。それにしても、1時間以上待つのですか?超忍耐力が必要ですね。残り少ない人生なので、時間がもったいないかな・・・ウ~ン!

    by pareseux — January 28, 2008 @ 11:32 am

  • >pareseuxさん
    あれ、不評ですか。知りませんでした。
    ブラッスリーですのでレストランのような見た目も美しいお料理を期待される向きには期待外れかもしれませんね。
    あたしは美術館内でこのレベルのお食事出来るのは出色だと思いました。ひとりでも気軽に入れるし。また機会があったら行きたいお店のひとつです。
    国立新美術館ももう1年経ちますし、もう当時ほど待たなくてもいいかも知れませんよ。

    by nao — January 29, 2008 @ 1:42 am


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