Jun 23rd, 2007

henriのつぎはhenry

今日は昨日とはうって変わっていい天気☆きもちいいー。
というわけで品川駅からぶらぶらお散歩しつつ原美術館へ。
前から行こうと思ってたヘンリー・ダーガー展観に。
原美術館、初めて行ったけど、いいねー。素敵。今度は平日のひとが少なそうなときに行きたいなぁ。


原美術館って建物自体が素敵そうなので前から行きたかったんだけど、東京に行くときに限ってあまりそそられるものをやっていなかったり、東京で他に回りたいものがありすぎて予定組めなかったりで、よーやく!だったのでした。
場所も品川からちょっと歩くっぽかったので無事にたどり着けるか不安だったのもある(笑)。
行ってみたらあっさり迷うこともなく着いた。お天気よかったので御殿山ガーデンの木々が気持ちよくってにこにこしながら歩いていきました。上から品川駅に向かって下ってくるひとたちもなんだかにこにこしてた。そこで単純に素敵な場所だなぁーとうれしくなる。そんな感じ。

ヘンリー・ダーガー氏は原美術館のスケジュールのとこで初めて知った名前。
サイトで観た絵に惹かれて現物を観てみたいと思ったのでした。
紹介文を読んで勝手に、孤独で育ったけれど後援するひとがいたんだと思ってたんだけど、後援していたのはあくまでも家主さんと身寄りのない店子という関係であって、彼の内に秘めていた世界へのことではなかったということを知り、その孤独で、自分の中で完結してこの世を去った存在であったことが悲しかったです。アーティストと呼ぶにはあまりにも外へ向けていない(自分でもアーティストだなんて思っていなかったに違いない)生き様に、何て言っていいのか分からないけど感じるものがありました。
もしかしたらこんなに多くのひとに自分の絵が見られるなんてことは望んでいなかったのかもしれないけれど、それを観て何か感じるひとがいるということはきっと彼にとっても幸せに違いないとか。うまく言えないけど。

その絵はコラージュ(コラージュのための作品ではなく、画力不足を補足するためのコラージュと説明されていました)とドローイングに水彩?で、自分が書いたお話を基に書かれているのでした。
この人の絵は原美術館がすごく合ってた。初めて行ったから他の展示のときの雰囲気分からないけど、でも無機的な通常の美術館よりも呼吸している感じがして合ってたと思う。

絵を見ているときにちょっと思ったんだけど、ちょっと草間彌生を思わせる。想像の生き物の絵のドットを観たからじゃなくて(もちろんそれで確信に近くなったわけですが)なんだろう、“少女”ってとこなのかなぁ。

ああ、そうそう、原美術館と、前の日に行ったブレッソンでお客さんのタイプが全然違うことが面白かった。
それと、テラスでピクニックバスケットのランチ食べてるのがうらやましかったー。今度行くときはカフェも利用してみたいな。

by nao :: 13:29 :: art, go somewhere, moblog

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