Oct 1st, 2007

dvd :: evita

1996年、アメリカ作品。

かなーり昔にテレビでやったのを観たんだけど、その時はつまんないとしか思わなかった映画。アルゼンチンの映画もちょこちょこ観ているので、もう一度観てみようと思って借りてきました。




あれー?なんでこれつまんないって思ったんだろう?ってくらいに興味深く観れました。けっこう長いのに(2時間ちょっと)。
アルゼンチンに興味がある今と、“マドンナの出てるミュージカル映画”って括りで観ようとしていた当時との差でしょうね。アルゼンチンやキューバの過去をお勉強したいと思ってたこともあって良かった。
“Don’t Cry For Me Argentina”の歌は知っていたけど(かなり売れてたもんね)、やっぱりいいねー。ミュージカルだけど、そんなに嫌いじゃなかった。というかコドモのころってミュージカル映画キライだったんだけど、そんなにきらいじゃないのかも。8femmesdancer in the darkとか、好きなミュージカル映画けっこうあったり。古くはシェルブールの雨傘(amazon、中古で約1万円だって…。廉価版でないのかな。名作なのに。)かな。あ、ぜんぶカトリーヌ・ドヌーブだ。スゲイ。

マドンナってキャラが先に立っちゃうけど、こうやってみると正統派美人ですよねぇ。うらやましい…。今更な話かもだけどさ。

お話はちょうど世界的には第二次大戦が終わった頃のアルゼンチン。大統領の妻エビータのお話なんだけど、ブルーカラーとブルジョア、政治のお話で、アルゼンチンの歴史を知るいいとっかかりな感じでした。政治的な部分、例えばペロンが何故逮捕されたかとか釈放されたかとかその辺は説明あんまりなかったので後でwikipediaのエバ・ペロンフアン・ペロンの項を読んで補完。あたしを含めおおかたの日本人はアルゼンチンの歴史に薄いと思うんだけど、イギリスやアメリカではこのあたりはみんな知識として知っているのかな。
wikipediaにエビータの写真載ってるんだけど、かわいいー。あの笑顔で「国民のために!」って叫ばれたらあたしも手を振っちゃいます。(当時の人々にそんな、のんきな理由だけで彼女を賛美する余裕はなかったでしょうけど)

アントニオ・バンデラスは、どーも、ata me!を観てからというもの若い頃の顔が浮かんでしまって渋いとかかっこいいとかって方向になかなかいけません。「まー、あの子が!」みたいな近所の子の成長を見守るおばちゃんのような感じ(笑)。そいえばまだレジェンド・オブ・メキシコ デスペラード 観てなかった(でも目当てはジョニデさんとウィレム・デフォー)。観たら変わるかな?

…ものすごい脱線しまくりですが、映画はよかったです。またじっくりと繰り返し観ようと思います。

そそ、wikipediaで、その後のペロンの活動を読んでたらブエノスアイレスの夜に繋がった。カルメンが当局に捕まって…というあたりの情勢がちょっと分かった。
何かちゃんと本を読んでみようかな。

by nao :: 00:50 :: dvd/cd/book...

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