Nov 10th, 2007

dvd :: 苺とチョコレート

DVDレビュー、ずっとタイトルのところは原題入れてましたが、自分で過去のエントリ探したいときにとっても探しづらいので止めました(笑)。タイトルに邦題入れると検索にhitしやすくなりそうでためらわれるんですが…。
ちなみに原題は”Fresa y Chocolate”。原題に忠実な邦題でした。

トマス・グティエス・アレア監督、原作はセネル・パスの「森、狼そして新しい人間」、1993年の作品。残念ながらどうやら原作を読むことは出来ないっぽい。ググってもamazonで探しても見つかりませんでした。ちぇー。

舞台は80年代のハバナ。
前に「夜になる前に」を観ていたおかげで、時代は違うけど(20年くらい?)キューバのゲイや芸術家たちの立場がなんとなく分かっていたので理解しやすかった気がします。
主人公はストレートで共産主義の学生と、芸術家で自由を愛するゲイの男性。その2人の交流(友情?愛情?)のお話。ほとんどがハビエル(ゲイの芸術家)のおうちの中での話だし、退屈なひとには退屈かも。モーターサイクルダイアリーズ以降の流れか、最近カストロ関連の映画やフィルムがいろいろ出てきているのでその辺観ているひとにとっては分かりやすいのかな?(モーターサイクルダイアリーズは観たけど、あれは青春時代なのであまり役に立ちませんでしたが)
時代的に、ゲイ=非国民と決め付けるような風潮(前述の「夜になる前に」ではアメリカ出国を「ゲイだから」という理由で認められている。その後国交断絶)の中でのお話はぐっと来るものがありました。うまく言えないけど、うつくしかったです。
せつなくて、でもその先にやわらかな光が見えているような映画でした。映像も好み。あー、キューバ、行きたいなぁぁー。

ところで、キューバは親日だとよく聞きますが、ハビエルも法被らしきもの羽織ってました。世界で一番着られている日本の民族衣装は法被のような気がする。

by nao :: 20:47 :: dvd/cd/book...

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