Jun 21st, 2013

てんてん

もううっかり1ヵ月前の話ですが、静岡の美術館があちこちいい感じの企画展やってたので行ってきました。

まずは駿府博物館で”夭折の陶芸家 中野和馬という男“。
そして静岡県立美術館の”草間彌生 永遠の永遠の永遠“。

"夭折の陶芸家 中野和馬という男"最近になって陶磁器をもうちょっと知りたいなー(良し悪しが分かるようになりたい…)と思っていたところだったので行ってみましたです。

この中野和馬氏は静岡県島田市のお茶屋さんのご子息。親戚が茶問屋なのでなんとなく勝手に親近感(静岡に茶業関連の親戚は五万といますけどね…)。
デンマークで修行をされたということで、ところどころヨーロッパらしいデザインだったりするんだけど和らしい雰囲気があり。カフェオレカップのようなまぁるいカップがたまごっぽいやわらかな雰囲気でとても好みでした。
展示はお花屋さんがコラボで生け花をしていたりして、生きてる陶器って感じでした。…たまに難解なものもあり、解説を読むと実験的に作ってみたけどその後は同じ作風はやらなかった的なことが書いてあったり、なかなか人間くさくておもしろかった。

展示が終わると1Fでご実家のお茶をいただけるようになっていて、そのお茶を中野氏の作品で頂けるようになっていました。ご実家からの提供だそう。ばしばし写真を撮ったんだけど、そこのおばさま(お茶屋さんの所縁の方のようでした)に、著作権とかあるから写真撮ってもSNSとかに流さないでねと言われてしまった。残念。
お茶はとてもおいしかった。カネツ中野園というお茶やさん、ググったんだけどサイトはものすごくやりかけ感のあるblogだけぽかったので名前だけ残しておこう…。おまけで頂いた水出しほうじ茶がとてもさっぱりおいしかったので近々真似をしたいと思います。

駿府博物館を出てからは、とりあえずD&department shizuokaでその頃やってた沖縄のやちむん焼を見つつお昼ご飯食べて、県立美術館へ。

彌生…。あんまりちゃんと展示見たことなかったけど、思ってた以上にタフだし芸術家らしい人だなーと。要するに、見てて疲れた…。絵画のところが。ものすごくて。
フェルトペンでの線描(「愛はとこしえ」)もヤバいと思ったら(でも好き)、色彩画(「わが永遠の魂」)はまた違う方向でヤバすぎ。あれ暴力の一種だと思うんだけど…。なんだかいろいろ吸い取られたような気がする…。
(そういえば1人音声ガイドを借りてた子がいて、ちょっと聴かせてもらったんだけど…歌っとった…)
そんな中のオアシスが南瓜とかインスタレーションでした。
定番らしい、彌生と記念撮影痴漢ども...南瓜♡
美術館前のやつ、入館前にさんざんいろいろ撮ったんだけど(たとえばこんな…)、帰りに「触らないでください」って立て札があったことに気付いた。ごめんなさい。見えなかったんだよ…(涙)。

そんなわけで当初の予定から、同じ日に市立美術館のレオナール・フジタまで行くのは無理じゃないかと思っていたけどその通りの状況でした。精神的にいっぱいいっぱいw

駿府博物館は現在6/30まで金澤翔子さんの書作展。ちょっと興味あるけど行けるかなー?
県立美術館は来月から夏目漱石!たぶんこれらのグッズがやってくるんだろうなぁーと思うと心が騒ぐw にゃー様!(一応、学生時代は国文学だったので夏目漱石好きですよ。と取って付けたように付け加えておきます)

by nao :: 14:44 :: art, go somewhere

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