Aug 14th, 2007

dvd :: mid night movies

ミッドナイトムービー。
どんな映画かよく分からないで借りてきた。むかし、“深夜映画”というジャンル(ブーム?)があったんですね。観て、「ああー、なるほど。」って感じでした。うん、なるほど。

それらの映画を手がけた監督や、ネゴシエーターや劇場主が語るっていう映画なんだけど、その映画のシーンを交えながらの話だったせいか、話自体が興味深かったせいか、飽きずに楽しめました。



いつだったか、確かリバイバル上映だったかDVD発売だかで話題になっていた“ピンク・フラミンゴ”、興味あったんだけど、田舎暮らしでは観る機会なくてそのままだったのね。あれが深夜映画。なるほど(笑)。やっぱり見てみたいなぁー。下品に1%の尊厳を…だったかな、監督の言葉にしびれた(笑)。
あ、DVDあった。2004年発売だから、きっとうちはこの発売のときに知ったんだと思う。んー、でもさすがにこれ買って持つのは…ねぇ?(笑)

“ロッキー・ホラー・ショー”、これも“深夜映画”なのね。つか、もともとは普通の商業映画として作られたところから深夜映画としてブームになっていたのね。劇場でのイベントっぽい上映スタイル(というか観客が作り上げたスタイル)は話には聞いていたけど、そもそもの成り立ちからを知って納得。ドラッグクイーンの存在も知らないハタチの頃に友だちが好きだってゆうので観て、美しくない映像に友だちの趣味を疑ったんだけど、この歳になってバックグラウンドも分かって、この映画でいろんなシーン観てたら「いいんじゃないの?」って思った。つか、もう一度観ようと思ったです。一度劇場で観てみたいなぁ。出来たらアメリカで(笑)。

“イレイザー・ヘッド”、ええ、デビッド・リンチ。これも観たの20代前半だったんだよねー。あんまり内容理解出来てなかったけど好きだった。って思ってたら、分かって無くて正解だったっぽいのでひと安心(笑)。勝手に“イレイザー・ヘッド”もカイル・マクラクランだと思いこんでたけど、違うひとだった。これが処女作だったというのは知らなかった。

“エル・トポ”は…おなかきもちわるくなりそうでだめかも…。これが“深夜映画”というジャンルを作り出した映画だったわけなんだけど、なんとなく分かる。興味はあるけど、観る体力なさそう…。

その他、カルトB級ホラー系はパスですが、全体的にところどころ紹介された映像見る限りでは今観ても新鮮に楽しめそうな映画でした。
今の商業映画はこれらの深夜映画から生まれたってゆうの、確かに、納得。そうゆう映画を1970年から1977年の間に作り出していった時代の力というか監督や、周囲のひとびとってすごいなぁ。
ビデオというものが生まれてから深夜映画が廃れてしまったといっていたの、それってイコール映画が廃れてしまった(“深夜映画”が生み出していったような新しいものが出てきていない)ってことだよねぇ。もちろん優れた映画はいっぱいあるけど、それとはまたちょっと違った部分で。

それにしても70年代ってすごいなぁとつくづく思う。あたしを生み出したし…おいおいおい(笑)。←こんなオチにするつもりはなかったんだけど…すみませんw

by nao :: 00:49 :: dvd/cd/book...

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