Mar 20th, 2006

dvd :: all about my mother

土曜日の夜に観て、日曜日の夜にまだ考えている。(そして月曜日の夜、考えて何を導き出したいのか分からなくなった/笑)

すべての女性に…というこの映画、ペドロ・アルモドバル監督の映画はトーク・トゥー・ハーと2度目なんだけど、どちらも設定はある意味非日常な設定。ただ、その非日常であるということはあんまり問題じゃない気もする。
というわけでモラルについての話題があるけどその辺はスルー。トーク・トゥー・ハーのほうのモラルもスルー。
今度はバッド・エデュケーション観ようと思ってるけど、それもスルー予定(笑)。

この監督、8ミリ映画を自主制作していた頃、パンクスや劇団でも活動してたらしいのね。(DVDの監督紹介のとこに書いてあった)その辺できっと濃ゆい経験してはるんだと思うのよ。この映画の背景にはその辺もあるんじゃないかと思うとそぉんなに突飛な設定じゃないのかもとも思ってみたり。(いなかでちょろりとバンド活動してたってけっこうありえない状況が起きたりするものですもん…。)

オール・アバウト・マイ・マザー オール・アバウト・マイ・マザー
セシリア・ロス ペドロ・アルモドバル

by G-Tools

この主人公の女性、マヌエラは“母親”なのよね。何が起きても母親。そうゆう宿命のひと。
ペネロペ・クルース(役名忘れた…)の母親は自分の母親世代を連想させる。

すべての女性に…
あたしはこの女たちの中の誰なんだろう?
身勝手な女優たちが一番近いような気がする。
“名声なんて味も香りもない。実体すらないものよ”
そんなセリフを思い出してしまう。(あたしには名声すらないけど)

きっと観たひと、観た状況、それぞれの立場でいろんな感じ方があるんだろうなぁー。

関係ないけど、バルセロナにマヌエラが戻ったときの映像でサグラダ・ファミリアが出て来たんだけど、ああいう建造物が日常生活に存在する生活ってどんな感じなのかなぁ。
木造建築で、地震の多い日本とはこうゆうところから感覚の違いが生まれてくるんだろうなぁ。(文化感、“無常”と“永遠”とか…ね。)1度住んでみたい。

by nao :: 00:03 :: dvd/cd/book...

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