Jun 25th, 2006

ひかり

moblogしたのでお分かりかと思いますが土曜日に東京に行ってきました。
写真展観に。
行ってきた写真展はふたつ。

ひとつはマイミクのツムちんの初個展、(⇒blog)
もひとつは写美のマイケル・ケンナ展

tsumuphoto.jpgツムちんの個展は渋谷のnadar tokyoで6/19から7/1までの2週間。

彼女の写真はほわんとしたやさしいヒカリが特徴。
夜の道だって街燈のアカリがうらやましいくらいにまんまるくぽわんと浮かんでいて暗い道でも誰かいるみたいな雰囲気をかもし出している。
通り過ぎていったひとのニオイばかりを撮ってしまうあたしにはこうゆう雰囲気出せないもの、ほんとうらやましい。

今回のはアペックスプリントってゆったっけ?普通のツルンとしたプリントじゃなくてなんとなくツブっぽさを感じるプリントでした。そのプリントの特徴と合ってるのんはほんとに内側からほわんとヒカリが出てるみたいな感じでステキでした。

前にサービス判のんで見たことある写真はどうしてもそっちのイメージが出来ちゃっててね、門外漢なりに“写真ごとにプリント手法分けたらもっとよかったんかな”と思いました。むつかしいねー。
うちは絶対に写真展とかやりません。考えるのムリ(笑)。

初めてツムちんにお会いしたとき、“お気に入りの写真”ってことで見せてくれた写真が、出てくるわ出てくるわ…ものすごい量だったのでした。そんなツムちんがおそらくは選びに選んだ結果がこの写真たちだったんだろうなぁ。もちろんテーマに合わせて取捨してね。…というわけで膨大な中から選ばれたであろう写真たちはそれでも割と多めだった気がします(笑)。ああ、でもあんまり日頃ギャラリーの写真展って行かないから一般的な値が分からないけど、なんとなくツムちんらしいなぁとあたしは勝手に解釈してニヤニヤしてたのでした(笑)。

もっとでっかい写真も見たかったよーってゆったら、この次のグループ展ではでっかい写真で出すそうです。うう、残念ながら行けないですが…。ああ、貧乏ってツラい。(7/10に東京方面に行く予定だし、BOW映画祭もちょっと検討中だったり)

さて、それとマイケル・ケンナ。
東京写真美術館で今日6/25までやってました。
あんまり写真家を知らないあたしですが、このひとのんは赤坂「壤」に写真集置いてあるのを見てその美しさにやられたのでした。禅のような、シンプルで静かに生命力の力強さを感じさせる写真だと思いました。
シャープな画なのに長い露光時間による、ピンホールで撮ったようななめらかな海面を持ち合わせていたり、ものすごく軽くてやわらかいfogが漂っていたり。
リアルなんだけど、実際の目では見られない世界なのでした。
全ての写真が同じサイズで淡々と並べられていたんだけど、確かにこのシンプルさを生かすという意味ではそうなのかもだけど、やっぱりでっかいの見たかったなぁー。

そいえば前回写美で見たのは植田正治。
このひとは鳥取砂丘の砂の風景の上に家族たちを配置して写真を撮ってたわけだけど、マイケル・ケンナは例えば北海道の雪景色だったり、滋賀の琵琶湖だったり、そうゆうとこでそこに存在するものを撮ってて…見ていてなんとなくちょっと似てるなぁって思ったのでした。“配置”という作為と“切り取り”&“露光時間”という作為との違いはあるけど。(その違いデカイじゃん!とか言わない!結果の問題さー/笑)

写美、あとキュレーターズ・チョイスもおもしろそうだったのよね。時間なくてあきらめたけど。(世界報道写真展2006は苦しくなるからはなから見ないつもりだったのさ)

そんなわけで、光が印象的なふたつの写真展を見て思うことは…のんびりと写真撮りに熱中するお出かけしたいなぁー…ということなのでした。はよ梅雨明けないかなぁー。

by nao :: 23:55 :: photo

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