Sep 5th, 2006

zoo!

060902zoo_rin.jpg再びの逢瀬です。
なんてね。

9/2の土曜日にまた行って来ました。動物園

夜の動物園の最後の日だったのでした。
先週もあったんだけど、お天気が微妙で、あたし自身(気分的に)微妙だったので、絶対に9/2は行こう!と決めてたのでした。

以下、気が狂ったかのように長いです。



060902zoo_sky.jpgこの日はいい感じに晴れててよかったー。
わーい。気持ちいいー。
前回はひさびさの動物園、しかもひとりで行くのは初めてだったのでちょっとびびりながらでしたが今回はなんとなく堂々と(笑)。
で、動物園入ってすぐの木なんかを見上げて撮ってみたりとかして。

前回はふらふらと適当な道を行ったおかげでうちから動物園までかなりの距離を走り、かなりの坂を登り、そして下ったわけですが、きちんと正しい道を走ったらそんなたいした距離なかった。(日頃の通勤に比べると)
んでもって動物園周辺もなかなかいい感じだったのでまた今度1日ふらふらと動物園周辺も散策したいと思いました。この辺りはこじゃれたレストランとかあるんだけど、そうゆうのではもちろんなくて、草ボウボウっぷりとか高速道路傍のあの微妙な開発っぷりとかそうゆうとこがです(笑)。なんだか最近になってエコロジーを目指した住宅地として売り出されてるみたいですが、エコロジー観点だったら自然壊して家建てるなっつーのね。ほんま勝手やな。

なんて話は置いといて、さて動物園。
060902zoo_gir.jpgとりあえず順路を通りながら、オランウータンに挨拶したり、園内一のやる気なさっぷりを発揮しているヒョウ(たぶんアレだ。ここの動物園は全部やっぱりヌイグルミで、ヒョウの中身は風邪かなんかで長期欠勤中なんだよ。…と思えるほどに両脚伸ばしてばったりと寝てるのだよ。このひと)や、前回よりも元気度を増していてさらに犬っぽさを感じさせるオオカミ(でも細い脚の先にじょうぶそうな大きな足がついてる感じが野生っぽくて「ああ、オオカミなんだ」と思わせる。そのバランスが非常に素敵でかわいい)とかに愛を感じつつ、キャーキャー大騒ぎな“ヒト”(檻があるのだ)を横目に、やっぱり夫婦仲のいいライオンのご機嫌を伺いながら、比較的まっすぐ辿りついたのはもちろんキリンのところなのでした。

柵の手前まで来て立ち止まったなぁと思ったらやおら首を曲げて、柵のすぐ外側の草をペロってなめてました。おいしい?

しばらくずーっとにやにやしながらキリンを見つめてたんだけど、ぷくぷくした小学生男子が「キリンは嫌いだ!」とキリンの前で文句を言い出したのだ。前に葉っぱをあげてから(時間帯サービスでキリンに葉っぱをあげられるイベントがあるの)キライになったのだそーだ。まったく!もしあんたがうちの子だったらそんなこと言った日には晩ご飯抜きだもんね。だもんね。もー。

060902zoo_elph.jpgぞうさんは今日もごきげんうるわしい様子。

ぞうやキリンを見ていると、そんなはずはないのに彼らにはホスピタリティ溢れてるような気がしてしまうのです。
人間が好きなのかな?ただそう見えているだけなのかな?ああ、ドラえもんの“ほんやくこんにゃく”があったらなぁー。
キリンに直接会うのは難しそうだけど、ぞうなら!というわけでシンガポールに行きたくなってしまったのでした。
出来ることならぞうの鼻をかぶってみたい。…違う、動物園の人気者代表としてのぞうと触れ合ってみたいのだ。彼らと柵とか濠とかないところで会いたいじゃん。(でもやっぱり出来ることならぞうの鼻をかぶってみたい。こんな感じで。ついでにシンガポールでも“飼われている”立場であることには変わりはないわけだけど、その辺はこだわらない/笑)

060902zoo_tat.jpgそしてリクガメはご飯食べてました。わしわし。
なんとなくこのひともシアワセオーラ出てました。リクガメ見ると大好きな映画のひとつ、「モモ」を思い出すのでほっこりするの。

で、その隣のオオアリクイがまたシアワセそうでうれしくなっちゃったんだけど、ここでデジカメの電池が切れた…。ああ、電池残量ぜんぜんチェックしてなかった。がっくり。そんなわけでフィルムは未だに現像に出してないのでこの後は写真なしです。

オオアリクイは二匹そろって大きな前足を動かし、ふさふさのしっぽを振り振りしょろしょろと歩き回っていたのでした。お客のほうをふんふんって見て、そしてぐるりと奥の方へ戻って行って、またこちらに来てふんふんって見て…って感じで。
(こないだは一匹が腕の治療をしてもらっていて、治療が終わったのに獣医さんをくんくん付いてまわって離れようとしなかったの。人懐こくてカワイイ)
J.アーヴィングの“熊を放つ”の影響でオオアリクイがシアワセそうだと安心するのだ。ああ、よかったなー。

…なんて細かく書いてたらいつまで経っても書き終わらない気がしてきたのでさくさく割愛することにします。
印象的だったことだけいくつか….。

  • ばく
    やたらにこの日はうろうろうろうろしていたんだけど、やたらとずっこける….。キャラ的にはまりすぎ。
    ちっちゃな池のそばのぬかるみでずるっとコケたり、池を覗いてるうちに片足だけ池に落っこちちゃったり、岩を登ろうとして後ろ足ずるってコケたり(べちって音が聞こえた気がした)。あの体型だからさー、もう、コント見てるくらいの分かりやすさ&面白さなのだ。例えて言えば高木ブークラス。
    しかも岩を乗り越えた後、しばらくおケツこっちに向けて岩に擬態してた。
    そしてうろうろうろうろしながら衝撃的なおしっこ。歩いてる最中になんの前触れもなくぴゅっ!って飛ばすのだ。何度見ても衝撃的。そうそう、けっこう激しい鳴き声も衝撃的でした。どんな声だったっけっかな。ぴゃーんっ!とかそんな感じの半濁音な感じ
    ばくを見るとたいてい「バクって夢を食べるんだよねー」って会話が始まるんだけど、「ばくばくばくばく大和田獏」ネタは1度も耳にしなかった。残念だ。
    アリクイとばくは案外人気者なようだ。(あたしも例外ではなくどちらも好きだ)
    そして、ばくは時々アリクイと人違いされる。つか、ばくはいろんな動物と人違いされるっぽい。前回は「くま?」「ばくだよ」「ぶた?」「ばくだよ」という親子の不毛な会話が繰り広げられていたのですが、今回は「ぞう?」「ばくよ」「ばくって何?」というやはり不毛な会話を耳にしました。
  • バーバリーシープ
    やっぱり気になってしまう。
    今日はご飯(床に撒かれた穀物みたいの)を食べてたんだけど、食べ終わったらみんなしてお客のほうを向いてじーっとしてました。ヒゲ、横に寝たヒトミ、妙に歯並びのいい(まるで入れ歯みたいな)歯にゴムぱっきん付きの口もと、しかも受け口…ぜったいに何かたくらんでるとしか思えない風貌なのだ。そんなのがみんなしてお客を黙ってじーっと見つめてるわけなので非常にあやしい。ああ、大好きだー(笑)。
    しかも今回は一番年くってるっぽいのんが若そうなのんをストーカーしてた。近くにいたカップルが「お、長老が小娘を手篭めにしようとして….」と解説してたのがツボ。もう、そうゆう風にしか見れなんだ。
    つか、どうやらうちは結局のところヤギ、ヒツジ系が好きなんだな。
    ふれあい広場にいる、意味もなく岩の頂上に立ってぼーっとしてるヤギとか見てるだけでうれしいのだ。ああ、馬飼野牧場に行ってこよう。
  • リスザル
    リスザルだけはなぜか小型サル舎からは離れて、池の中のちいさな島に住んでいるのです。
    これがやったらとちょこまかちょこまかと動く。明らかにふたりしてふざけあってる感じなのだよ。みのさんにナレーションしてもらいたいところだけど、2時間くらい映像撮って、過去の恋愛名画のセリフを字幕で入れていったらなかなかおもしろいフィルムになるんじゃないかって思った。じゃれあったかと思えば相手をまたいで(その辺がさすがサル/笑)すーっと離れておうちに篭ってみたりとか。脳内でベタな恋愛劇作成してました(笑)。
  • アシカ
    アシカってさー、どうしてこうも“おとうさんアシカ”と“おかあさんアシカ”と“ちびっこアシカ”とがはっきり分かるんだろう?おとうさんアシカはいかにもオッサン顔してるし、おかあさんはなんつーか、女座りが似合いそうな感じだし、ちびっこは、もう絶対にワンパク小僧だもんねっ!ってな感じにちびっこいし。
    で、そんなアシカファミリー…チラリと見てスルーしようとしたら、水上に出てたおとうさんの上にやおらちびっこが乗りはじめたのだ。親アシカの上に子アシカ。孫アシカはまだ、ない。
    なんだね、そのショーマンシップ。びっくりした。(動物園でアシカのショーはない筈なんだけど….)

そんな感じにぐるっと1周まわって、またリスザルがいる池に戻って、ベンチに座って買ってきたパンをもそもそ、晩ご飯代わりに食べていたらだんだんと暗くなってきました。

そして順路を溯って(非常に迷惑だったと思う)キリンとゾウのところへ。
キリンはキリン舎に入れられて外へは出られないようになってた。明るいキリン舎の中のキリンの姿ってゆうのも彼らの日常を見た感じでちょっと特別感。うらぶれた感傷抜きなサーカスの楽屋みたいな。(見たことないけど)
ぞうはいつも通りにお外にいました。
少しライトアップされた中でときおり鼻をくんくんくんってこちらに伸ばしてきたり、ぶんぶんまわしたり、陰影の濃い中でのその姿はなんだか不思議な場所に来たみたいで魅入られてしばらく動けませんでした。

もいちどぐるっと回って帰って来ました。
夜の動物園、次回は来年の夏かな?またぜひ行きたいなー。

そうそう、この夜の動物園ってね、思った以上に人気みたいなんですが、お客さんがちびっこ連れだけでなくてカップルはもとより、オトナの親子とか年配のご夫婦とか、日頃動物園に行かないような人たちもたくさんいました。
その中で、前回行ったときなんだけど夕方入り口で見かけた子は全身防護服を着てました。たぶん日光に当たっちゃいけない子なんだと思う。そうゆう子がみんなと同じように体験できるというのもうれしいね。

ところで、動物園ってあたしが小さい頃は絵本やテレビで見た動物が実際はどんな姿や鳴き声をしてるのかとか想像してたものを確認する場であり、またサバンナに住む動物を間近で見たりと手の届かない遠くの世界への想像の鍵を手に入れる機会だったんじゃないかと思うのです。もちろん当時そんな分析をしてたわけでないのであくまでも回想の中の想像ですが。
翻って今の子供にとっては、テレビの中のものが“リアルである”ということを感じる機会なのかもなーなんてちょっと思ったのでした。ブラウン管(もしくは液晶/笑)の中にはさまざまな情報があって、その中のいくつかは簡単に殺したり生き返らせたりできるシロモノで、それらのフェイクとリアルとの識別の場(テレビで見た“ライオン”が目の前で生きて動いてる!)なのかなーなんて。
ああ、やだ。柳美里の“ゴールドラッシュ”思い出しちゃった。ううむ。

そうそう、フラミンゴの前でケータイカメラフラッシュ焚いた中学生女子がいたんだけど、わしがじろりと見たら連れの子が「フラッシュ焚いちゃだめだよ」って注意してた。でも「だってフラッシュ焚かないとまともに撮れないんだもん。」なんて、なんて言い訳。
ちゃんと注意してくれる友だちがいてよかったな。大事にしなさい。
後で自分のしたことの意味を振り返ってくれればいいのだけれど….。目の前にいるものがモノとしか見えなくなったらおしまいだよ。(…と言いたかったのをぐっとこらえた。友だちが注意してなかったら絶対言ってたけど/笑)

さて、元気に動いてるヒョウを見られるのはいったいいつなんだろう?

とりあえず今後の目標(?)は、平日に有給取って1日動物園でぶらぶらすることです(笑)。
おーわだばく聞きてー。

by nao :: 01:48 :: diary

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