Mar 4th, 2007

dvd :: the straight story

なんとなく観ようと思いつつ、ずっと放置していた1本。(そしてエントリ上げようと思いつつ下書きのまま2ヶ月放置…。思い出しながら書いてます。備忘録のつもりが、もう手遅れに近い…。)

ううむ、リンチ監督、ほんとにどうしちゃったの?って感じに素敵な映画でした。
たんたんとマイペースに、でも着実に進んでゆく姿がいいなぁ。こうゆう力強さってうちらの世代にないものだよねぇ(特にあたしには)とうらやましく感じたのでした。




彼が出会うひとたちとの会話の中で、若さと老いとの話が出てきたの。
歳を取っていいことは、経験が増えて少しのことでは動揺しなくなるというようなことを言っていた(よね?確か)、そして歳を取って最悪なことは、若かった頃のことを覚えていること。
今、35歳のあたしは同じようにもっと若い子たちを見て似たような気持ちを感じるわけだけど、それなのにやっぱり年配のひとを見ると、彼らがまるで昔からずっと年配のひとだったように感じてしまうところがあって、ちょっとドキリとしました。
これからあたしもさらにどんどん歳を取って、足腰も利かなくなってきて、余計にそう感じるんだろうなぁ。そしてその気持ちはきっと何歳であっても同年代としか分かち合えないような気がします。

最後にパリ・テキサスのひとが出てくるのもうれしかった。
あんまり会話らしい会話がないところから伝わってくる感じ。渋くていいなぁ。

by nao :: 23:36 :: dvd/cd/book...

line.gif

comment!