May 4th, 2006

GW その1

5月3日、憲法記念日、GW初日、ジェームス・ブラウンの誕生日だったり橋幸夫の誕生日だったりリカちゃん(人形)の誕生日だったりナリタブライアンが生まれた日だったり…(by Wilipedia)そして今年は由比さくらえびまつりの日だったのでした(笑)。

というわけで行ってきました。ふふ。
一体どんな内容なのかはほとんど分かっていない状態だったりしたのですが、漁船の体験乗船があるってのを読み知っていてちょっと興味があったの。
マイミクなカトウ氏と前の晩に急に行こうって決まって行ったんですが、このおまつり…朝8時から昼2時までという、なんつーか非常に健康的かつあたし向けでないおまつりだったのでした。
ええ、ひとりで行くんだったらきっと時間間に合わなかった…。

8時半に静岡駅で待ち合わせして電車で由比駅まで。
静岡から由比まではだいたい20分くらい。
9時ころに由比に着いたんだけど、ホームにはすでに帰り客がいました(笑)。はえぇーっ!
皆手に手に発泡スチロールの箱を持ってました。どうやら彼らは桜えび目当てのお客さんたち。
桜えびは足が速い(すぐ味が落ちる)からねぇ。獲ってすぐに食べるのでなければ、その日の夕食でも一度冷凍したほうがいいって言われるくらい。
まだ半分脳みそが眠ってるような状態のあたしにはその時間に“旬の獲れたて桜えびを味わおう!”なんてとてもとても…(笑)。

由比は山と海とに挟まれた東西に細長い町で、その細長いのをさらにスライスするようにJRと高速と国1が走っているの。
でもって駅の出口は山側だけ。そして周辺には踏み切りがひじょうーに少ないのです。というわけでこの周辺にはあちこちにけものみち的線路横断通路が出来ているのですが、さすがに他所から人が集まるこの日はロープが張られていて使えないようになっていました。
仕方なく素直に漁港への通路(高架下をくぐる半ばトンネル状になった道)までまわりました。
トンネルを抜けるとそこは漁港だった。
そしてなにやらよく分からないけどひとびとの列。
なんだろうねぇ?と言いつつ“まつり案内”のひとも居たんだけど別に聞かず、そして会場でのアナウンスとかも全然ないのでまぁいいやーってな具合にふらりふらりと港内を歩いておりました。今になって思えばおそらくは桜えび若しくはシラスプレゼントの列だったのだと思われます。“整理券”がどうとか書いてあったし。
たぶんその時に聞いてたとしても整理券はもうなかったんだろうな。帰り客の数から見ても。(生ものもらっちゃったら後は帰るしかないもんね)

でもってふらふらと歩いていったらその先に“漁船体験乗船”の列が。
日頃、行列嫌い、人ごみ嫌いなあたくしですが、これだけは即座に反応しましたよ。カトウ氏の了承も得てめでたく行列の一員となりました。ふふふ。
周りはちびっこファミリーばっかりでしたが気にしませんたら。
どのくらいかなぁ?1時間くらい待ったのかなぁ?けっこうな並びっぷりだったのですが、カトウ氏が持ってきた“sizo:ka”という新しく出来たタウン誌を読んでたらあっという間でした。
このsizo:ka(サイトがないのね…。イラスト描いてはった方のサイトに表紙載ってました。ちなみに表紙の写真は田所美惠子さん!わーお。今後も彼女の写真が表紙を飾るそうです。それだけでもうツボですもん。)って雑誌、かなりいいツボついてます。今回の特集が商店街なんだけど、読んでるとほんと、商店街のお買い物をもっとしよう!って思えてしまう。単純なのです(笑)。

ふと気付いたらなんかクリップボード渡されて「名前と住所と年齢書いてください」と。
多分、一応お船に乗るので万が一のために書かされたんじゃないかなぁ?よく分からないけどとりあえず書く。そしてその時気付いたんだけど、カトウ氏ってあたしの名前も苗字も知らなかったのね(笑)。
遊ぶのにケータイとメールがあれば連絡取れちゃう今の世の中、フルネームをわざわざ言う機会ってあまりないのね。なんてふと時代の流れを感じたのでした。
(ちょうどここんとこ10数年前の吉本ばななとか村上春樹とかを再読してたとこで“あー、この頃はケータイなんてなかったもんなぁ”と懐かしく感じたところだったのもあって。小説ってアナログなほうがロマンチックよねぇ。わぉ、ロマンチックなんて言葉ひっさしぶりに書いた!でもってCCBを思い出してしまったあたりがさすが34歳/笑)
さて、書き終えてそれを係のひとに渡したらちょっと“あら、ふたり(オトナ)だけ?”みたいな不思議そうなふうでしたが、そんなに子供連れ以外のお客っていなかったのかしら。漁船に乗れるんだよ?憧れボートだよ?乗らないほうが不思議だよー。
でもって100円(乗船代)払って、もうちょっと待ったらうちらの番が来ましたー。
20人くらいのグループごとに乗ったのですが、船の表示には定員15名と書いてあったような…。
ま、ちびっこばっかりだからいいのか。

じゃー乗ってくださーい。ってな感じで順番に乗っていったんですが、えーと、船着場と船との間に何もないんですが…。落ちたらどないしてくれんのよぅ?と思いつつ、ちびっこたちも黙って乗っているのであたしも黙って乗りました。落ちなくてよかった…。さすが漁船、船のヘリから乗るしかないんですもん。あぶねーっす。

yuifromsea.jpgそしてしばらくしたら船が発進。けっこういいスピード出てました。
ぐんぐん港から離れる船。由比の町がどんどん小さくなる。遠くから見る町はほんとうに小さくて細長くてかわいらしかったのでした。
お天気よかったし、風は気持ちいいし、水しぶき、波、ああ、シアワセ。
太陽の光がきらきらと波に反射していて、もうほんとうにうれしくてうれしくてひとりで大笑いしてました。(軽くキチガイ)
船が方向転換したら伊豆とか富士山とか見えたし、これ観光用に夏場とかやってくれたらいいのになぁー。そしたら晴れた週末は毎週通います(笑)。
時間にして2〜30分くらいかなぁ、割と想像してたよりも長く乗せてくれてて満喫!
港に近づいた頃、ふいに足にはさんでた(ごめんなさい)救命胴衣が取り上げられたので「?」って思って見上げたら船のヘリを漁師のおにいちゃんが渡っているところでした。終了間近なので救命胴衣を回収してたん。スピードゆるくなったとは言え、動いてる船のヘリをすいすいって歩いてく姿は恐ろしかったです。ドキドキ。
実は、漁船の体験乗船って、繋いである船に乗ってみることが出来るくらいの程度のものだと思っていたので(それでもいいなぁと思ってたひと/笑)予想をはるかに上回る楽しい体験でした。ふふふ。ああ、思い出しただけでもテンションがあがります。また来年も行っちゃおうかなぁー?(笑)
あ、このモブログんのがそのとき撮ったものだったのでした。

船を降りるとなぜか人々が地面に座って何かを待っていました。「何?」と思っていたら小さな特設ステージで始まったのは「八木春子民謡ショー」でした。わーお、ステキ(笑)。

フードコーナーには由比の名物を使ったご飯たちが売られていました。
えーと…“桜えび入りヤキソバ”(普通ですね)とか、“桜えび入り鯛飯”(主役はどっち?!)とか“桜えび入りカレー”(!!!普通のカレーなんだけど、通常なら福神漬けがいるべき位置に桜えびが居た!繊細な風味の桜えびの存在価値があるのか非常に気になるところ。本来なら試してみたいところだけれども日頃カレー自体あまり好んで食べないので1人前はキツいのでした。ああ、せめてデジカメ持って行けばよかったのになぁ。)なんかが売られていました。ほかにもおでんとかはんぺんフライ(もちのろんで黒はんぺんです。)とか。
で、何軒か桜えび入りヤキソバのお店があったのですが、その中であたしたちの目をひくお店が。
いかにも寡黙そうなおおきなおとうさんが胡坐かいて鉄板でヤキソバ(富士宮ヤキソバでした)を焼き、その横のテーブルでぴちぴちのタンクトップ着たキレイなおねーさんがいかにもダンサーっぽい身のこなしでしゃきしゃきリズミカルに売っているのです。
その彼女の足元にはナナメに立てかけられた乾し網が。桜えびを乾してました。
ヤキソバは普通のと桜えび入りのがあって、桜えび入りを頼むとおねーさんがぱっとしゃがんで桜えびをがっと一握り取り、パックのヤキソバの上に乗せて輪ゴムでとめていっちょあがりーなシステムらしい。
桜えび入りヤキソバといったら通常は一緒に炒めて香ばしい風味を出して使うんだけど…とかなんとか以前にその男気っつーか野趣っつーかもりもりなそのシステムに突っ込みつつカトウ氏は気になって仕方がなかったらしい(笑)1パック買って半分こすることにしたのでした。
よーく焼かれたヤキソバはけっこう正しく富士宮ヤキソバな感じでした。その上に半生な桜えび(笑)。やっぱり干し桜えびでいいから一緒に炒めたほうが見た目は地味だけど絶対にウマい。でもおもしろいからいいのだ。
背後の頭上に事故渋滞してるっぽい高速道路の車の気配を感じつつ、海を眺めながらのんびりと過ごしたのでした。

とりあえずそんな感じで由比桜えびまつりを堪能し(桜えび自体は買わなかった。だって静岡に住んでれば漁の期間中いつだって買えるんだもん。お買い物の行列って苦手だし。)由比を後にしたのでした。

んもーう、漁船乗れただけで正直このGWの思い出はOK!ってくらいまんぞくなのでした。
でもってまだスキャンしてないんだけど、ハイテンションで撮った沖から由比の町を望む写真たちはぜんっぜん臨場感のない仕上がりとなりました…。がっくり。
こうゆうときこそ広角デジタルなGXを持っていくべきだったのよね。ふーう、最近すっかり持ち歩くの忘れちゃってます…。

by nao :: 02:07 :: diary, shizuoka life

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3 comments


  • すごい一日でしたね。

    食事も、[桜海老焼そば]-[お団子]-[Nekoケーキ]
    という素晴らしい組み合わせ。まるで“コドモの夢”です。

    しかし漁船でのnaoさんは(キチガイ的に)元気でした。何となく、リゾート気分というか、非日常的な雰囲気でしたね(笑)。カトウはメガネが飛んだりnaoさんが潮をかぶったりしないか心配で、はらはらしてましたよ。その横で報道カメラマン的に“ペシャコ!ペシャコ!”と撮影するnaoさんは実に格好良かったです。

    後で知ったのですが、お祭りだからといって大幅に安売りする訳ではないのです。桜海老は、由比、用宗、大井川港の組合で価格を決めているので。

    自分も一人ではちょっと辛かったと思います。若者も少なかったですし。

    ともあれ、由比を満喫した一日でした。お疲れ様でした。

    by カトウト — May 8, 2006 @ 1:02 am

  • いいなあ…

    by sunnyhiga — May 8, 2006 @ 8:03 am

  • >カトウ氏
    ふふふ、“コドモの夢”(笑)(笑)
    確かに、なんせ締めくくりがNekoケーキですもんねー。

    すみませんすみません、もうひとりで有頂天だったのでした。あんなとこでメガネが飛んだらアウトでしたもんねー。無事でよかった…。

    ああ、桜えび、おまつり価格とかはないんですね。尚更買わなくて正解だった気がします。食べたいときに買うのが一番さー。

    ひとりだったらきっと販売コーナーうろうろして港ふらふら歩き回ってオシマイ。だったと思います。
    ほんにありがとー。:)

    >サニー兄さん
    むふふ。
    春の桜えびは今月いっぱいくらいかなー?
    あとは秋!
    お待ちしておりますよぅー。

    by nao i — May 8, 2006 @ 11:44 pm


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