mdlm -bekkan-

Feb 4th, 2011

peru-16 Lima3

翌日の朝ごはんは、フルーツも一緒に。

palta fuerteはpan con palta(パンの上にアボカド乗せて塩を振るだけの簡単メニューですが、超うまい)に。fuerteは日本に輸入されてるhass種よりもみずみずしい感じでした。ねっとーりクリーミーなのが好きな(いかにもでぶの好み…)あてくしはhassのほうが好きだなぁと思いました。その差はアイスクリンとアイスクリームの違いみたいな感じかなー。

rucumaはpunoで食べたアイスそのままの味。いもくりかぼちゃのぽくぽく感をもった不思議なフルーツ。味は柿に似てるように思いました。

バナナは皮を剝くと中はうっすらサーモンピンクで、ちょっとぽくぽくした感じでした。んー、うちは普通の黄色いバナナが好きかなー。日本人だけに… :P

ご飯食べたらお出かけ。タクシー見つけて乗り込む。行き先はla molina国立農大。そう、だんなさんの出身校なのです。
ここは山の上の広大な土地で農業、酪農、漁業など第一次産業を一手に引き受ける大学。というわけで、広いこと広いこと…。
駐車場からだんなさんの専攻だった酪農方向に移動していると、前方からなにやらがやがやと人だかり。

mes morado(紫の月)という10月に行われるキリスト教イベントのパレードでした。Senor de los Milagrosという奇跡の主(しゅ)を讃えるお祭りで、うちの脳内には”mes morado=dona pepaのturron(蜜でべたべたの甘いお菓子)を食べる月”という刷り込みが(笑)。
日本でもmes moradoのお祭りやってるところもあるようですが、見たのはこれが初めて。
ここの場合は、大学で働いている人達のために行われているそうです。女性たちが白いレースのベールを被っていてなんとも異国風で(実際異国ですが…)素敵でした。

mes moradoの行列が教会に辿り着いて落ち着いたところで売店を覗いてみました。
が、大学生が焼いて販売するというパン屋さんはお休み。
土曜日だったので仕方ない…(がっかり)。
そして乳製品の売店のほうはやってました。
ミルクにヨーグルト、ジェラート等。
が、ご自宅用なのでポーションがでかすぎて、気軽に買ってぶらぶらしながら飲むというわけにもいかず、持ち帰りと言ってもこの大学はちょっと高いところにあり、がんがん太陽が照りつける立地なので長時間持ち歩くわけにもいかず、あきらめました…(涙)。

そして、酪農ゾーンに突入。
写真は左から50周年記念と、学部のミッション(2008と書いてあるように、だんな在学時はなかったそう)、立ち入り禁止。

そして、cuy(天竺ねずみの一種、食用)小屋の庭には立派な角をおもちな八木さんが、えさばこがんがん振り回してました。だんなさんはふらふら近寄ろうとしてましたが、綱に”peligro/危険”って書いてあったよ…。
そして毛を刈られたばかりなアルパカさん(もしくはビクーニャさん)とらくだの仲間っぷりを全面に押し出した風体のアルパカさん(もしかしたらリャマさん)。
付属幼稚園。

不審者よろしく門の隙間から覗いてみました(笑)。
そこはかとなくラテンテイスト。
ちなみに上のほうに見える旗はこの大学の色なんだそうです。(…この大学の色とリマの色だったかも)
農大だけあって、いろんな種類の草木もあちこちに植えられていたりするんだけど、
えーと…

トピアリーってこうゆう樹でやるんでしたっけ？(笑)
けっこうあちこちにこの”普通の樹木を刈り込みました”的トピアリーがありました。
不思議の国、ペルー。

このあと、売店(外にいくつかぽつんとキオスクみたいな売店がありました)でお菓子とお水買って休憩してからもうちょっと構内をぶらぶらして、下界に戻ることになりました。
帰りの足は乗合バス。初乗車でした。
けっこう混んでたんだけど、後ろのほうに若い女の子が1人でひろびろ座ってるのを、１人用座席に座ってるゴツいおにいちゃんがうちに目線で｢空いてるよ｣って教えてくれたのでお言葉に甘えて座らせてもらった。
途中で新バスシステムに乗り換えてcentroまで。

centro駅そばの複合ビルの中に、anticucho(ペルーのハツ串焼き)のファーストフード店があるのを発見。
ちょうど小腹が空いていたこともあり頼んでみました。
もうちょっとカリカリに焼けてる部分があったほうが好みだけど手軽にanticucho食べれるのはいいなぁー。日本に進出してくれないかしら？東京だけでもいいからさー。
ちなみに椅子はcajonになってました。

そしてお腹も落ち着いたところでparque de la muralla(ムラヤ公園)へ。
実は、前の日にcentroをうろうろしていたときECO EXPOポなるイベントの告知を見つけてたのでした。parque de la murallaがその会場。
Googleマップでだいたいの位置を調べて行ったんだけどなかなか見つからず、近くの人に聞いて辿り着いた。
実はだんなさんはその場所知ってたんだけど、彼がペルーに住んでいた時はこの近辺は貧困街に近く、危ない地域だったそうです。それが整備されてすっかり広くてきれいな明るい公園になってたのでびっくりしてました。バスの駅などでlima市の整備事業のビフォアアフター写真パネルが設置されてるのを見かけたけど、隣の浦島太郎をみているとその変化ぶりがよく分かります(笑)。

その公園の一角でひっそりとECO EXPOやってました。
広い公園のはじのイベントスペース的なところ。

なんだかお店が出てるけど、イベント看板とか出てないので遠巻きに見てみたらコーヒーとか、なんとなくそれっぽい感じだったので近づいてみました。

まずはコーヒー。
他にもコーヒーのブースはあったんだけど、基本的に生産農家が立っていて、お客さんが寄ってくるとコーヒーの値段を言う感じ。
ここはコーヒーの販売会社で、彼は普段フランスで営業しているそうな。
近づいたらコーヒー飲みますか？って試飲させてくれて、そこからコーヒー話。
スペ語が分からないあたしまで彼のコーヒーへの情熱を感じてしまったほど。
出来たら日本でペルーのコーヒーをもっと広めたいなぁと思っているだんなさんと彼とは利害一致、意気投合。連絡先を教えあってました。
ついでにコーヒー買ったんだけど、そのままだんな実家行き。飲んでみたかった…。

あとは胃腸の掃除が出来て便秘解消、お肌つるつるとかいうサボテンドリンク(ノパル)とか花粉ペースト、天然素材だけで作ったdoña pepa(色とりどりの砂糖菓子付きturron)などなど。
写真左はcacaoとかsacha inchi、coconutを扱ってる会社。オーガニックチョコとかサチャインチナッツのスナックを買いましたです。
オーガニックチョコは、カカオのキメが日本の製品ほど細かく練られてなかったのでつぶつぶしてて、素朴な感じが個人的には好みでした。(オーガニックだからと味の違いが分かるほど舌は肥えてません…)
サチャインチナッツはカリッと炒ったものに少し甘い味付けがしてある。独特の香りでたくさんは食べられないけどなかなか癖になる味。オイルはこのイベントには持ってきてなかったのが残念。

まん中は、蜂蜜製品。オーガニックの蜂蜜、後で買おうと思ってうっかり別のことで浮かれて忘れて帰った…。でもいっしょにあったスポイト式プロポリスはその場でちゃんと買いました。のど痛にはプロポリスが我が家の定番。(ブラジル～ペルーのアマゾンの蜂は抗菌作用が高いとかってどこかのサイトに書いてありました)

右はPacayというフルーツ。
ぱっと見、タマリンドというか枝豆のように見えますがもっとでかいです。莢の長さは2～30cmくらいあったかなぁ。中を開けるとふわふわの綿みたいな果肉にくるまれた種があります。
種をしゃぶってその周りの果肉を食べるのです。
果肉は…なんていうかそとはふわふわ、中は柿の、種の周辺のぬるつるした感じが一番近いかな。ほどよく甘くておいしかったです。食べるのめんどくさいけどね(笑)。

そして、さーそろそろ帰ろうか…と思った時、会場となりの空きスペースに異変が!
嘘です。
空きスペースだったところに屋台が立ってまして、そこにはうちが探し求めていたpicaronesの文字が書かれていたのです。
ちょうどこれから営業開始(ペルーは屋台の営業開始がおやつタイムらしいです…)するところだったのでついつい動画撮っちゃいました。

そして出来たのがこちら。
アニスなどのスパイスが入った蜜をかけて食べます。
出来たて最高!
また食べたいなぁぁ。

そしてそんなpicarones屋台の隣にもう一つ屋台が来ました。
黒人のおばちゃんがショーケースの中にお菓子並べてる。
…!!
探し求めてた(その2)suspiro a la limeñaが!
見るとかなりちっこいんですが、食べるとそのちっこさを吹き消すほどの甘さ(笑)。
写真のスプーンはふつうのティースプーンサイズなのでほんとにちいさいんですが、だんなさんとふたりで分けても十分堪能出来ました。
今までぜんぜん見つからなかったsuspiroとpicaronesが一度に見つかって食べられて、超満足。

帰り道にふとみかけたお店で一杯。
あちこちにビールを飲んでたり運んでたりなポーズの人形がありました。元飲食(ホール担当)としては動線のすごいいい場所に人形立ってるけどやりづらくないのかなぁ？って感じですが、あちらは日本みたいな変なハリキリはないからいいのか。