Jul 30th, 2006

fireworks!

abhanabi1.jpg昨日はなんだか妙にぐったりと疲れててだらだらとヤル気なく過ごしていたんだけど、昼過ぎから時折聞こえる“花火大会やるよー”の音に、夕方が近づくにつれてだんだんと元気に(笑)。
でもって半分断りつつちろっと保留にしていた友だちからの花火大会のお誘いを復活させたのでした。ふふ。

花火大会の会場は(旧)静岡市の安倍川という川の河川敷。
ちなみに安倍川は静岡市を南北に流れていて、静岡市の主要部は川の東側にあるのでよく西側は“川向こう”と呼ばれて割とばかにされたり、ひとによっては安倍川以西は静岡市じゃないと思ってたとかばかなひともいたりするのですが(そんなあたしは川向こう育ち)、上でリンクしたWikipediaの解説によると東西で地質自体違うんですね…。少し伊豆っこの気持ちが分かったような(笑)。

でもってこの安倍川花火大会。(正式名称“静岡市・蒲原町合併記念 第53回 安倍川花火大会”/笑)

abhanabi2.jpg開始は19時。
まだ空は明るいなかではじまりました。

この花火大会、学生の頃は時々会場まで見に行っていたんだけど、飲食とか販売とかとサービス業を生業とするようになってから遠のいていたのでした。(土日関係ないし、終わるの遅いしさ)
で、土日休みになってからも人ごみキライだし、ムシムシするし、なんてな感じで行かず。でもってここ2、3年はひとりでアパートの通路から見えるのでそこで酒飲みつつひとりで見てたりしてたんですけどね(笑)。やっぱり会場の“開始前のソワソワ感”って楽しい。(もちろん開始前にそそくさとビール買いに行きました/笑)

昔観に行ってたときはたいてい向こう岸側から観てたので(“川向こう”育ちだからね/笑)あまり気付かなかった、もしくは記憶から抜け落ちていたんだけど、花火大会ってずっとアナウンスが入るのね。
友だち曰くいつも同じひとらしいんだけど、女の人のアナウンスで、なんつーか昭和が入ってる感じが妙にウケた。

花火が始まる前、中洲にバイクが侵入してるってことで出て行くように警告を何度かしてたんだけど、その時の話しっぷりと、その後の子供を迷子にさせないように気をつけてねって注意の話しっぷりとのギャップがものすごい。非常に“私はこんな風に感情をこめたナレーションを出来るのですよ”という今後の仕事獲得のためのアピールを感じました。でも昭和のにおいは抜けないのだ。
この喋りっぷり、このひとの目標は東海林のりこなんだと思う。きっとそうだ。そうに違いない。
abhanabi3.jpg花火を上げるときにスポンサーと花火の名前を言うのね。
そして大スターマインを打ち上げるときは必ず1回案内したあとで最後にもいちど、「だーいすたーまいーんっ!」と叫ぶ。(よく演歌でさんざんナレーションした後で「では歌っていただきましょう、曲名は・・・」みたいに言うのとノリは同じだと思われる)
だんだんとそれに観衆全員が気付いたらしく、最後のほうになるとそこかしこで小さな声で同じように「だーいすたーまいーんっ」と言う声が聞こえてきたのでした。

ちなみにその言い方はちょっと「しんこんさん、いらっしゃあーい」に似ている。

最近の花火はいろんなのんがあって、中にはスマイルマークとかアルファベットとかあったりして面白くって友だちと「お、ハートだー。」とか「あれは“L”だー。」とか言ってたんだけど、3色の楕円がくっついたような形のんが上がった時、触発されたのか、すぐそばの家族連れのとこのちびっこが「うなぎーっ!」と叫んだのでした。
君んちはこないだどんなうなぎ食ったんだ?(笑)

abhanabi4.jpgこんなちょっとパステルっぽい色のキラキラしたのとかあるんだね。かわいい。

うちは今回気付いたんだけど、どうも金色だけでチカチカキラキラしたのんが好きみたい。パンってお花になった後のツブがさらにはじけてお花になるようなやつ。…うわー、全然説明になってない。写真撮れればよかったんだけど、それのときはたいてい「わー、かわいい、かわいい」って連呼して釘付けだったのだ。
地味なんだけどかわいいの。なんかアジアの金細工の彫り物みたいなイメージでした。

でもきっとそうゆう地味なのもカラフルな花火があってこそ素敵に見えるんだよね。さすがにもし2時間金色だけだったら飽きてただろう。たぶん。でもあたしはしつこい性格だからそれでもいいかもしれない気がしないでもない。いや、さすがに飽きるか。

abhanabi5.jpgところでどうでもいいけど、オトナになってからの花火大会は子供の頃とはちと違いました。
いかんせん職歴が履歴書からはみ出るあたくし、会員旅館の斡旋営業事務をしていた時の旅行会社が打ち上げれば「払いが悪かったわりに気張るなぁ」とか、レストランで働いてた時の常連のお客さんとこのが打ち上げると「さすが社長、素敵だ」とか余分な思惑がどうしても…(笑)。
とりあえず老人病院には笑えませんでしたが。豪華すぎ。
そして今の働き先の会社は地元のくせにコールなかったのでした。え?花火打ち上げてないの?おいおい….。(後でプログラムを目を皿のようにして見たら“金一封”の欄に本店営業部の名前が。一体いくら包んだんだ?とか聞いてみたくなる。つか、そうじゃなくてもっと会場に近いとこに支店あるでしょ!と思った。近隣の信金は打ち上げてるのにな。さすが“シブxx”←地元ネタ)

今回は友だちが日専連の桟敷席券を持ってて、どうもここの桟敷席は広さに対する定員数が少なめなようで(しかも客層が落ち着いてる)ひろびろビニールシートでのんびりと観られたのでよかった。
時々ごろんと仰向けになって空全体を眺めながら見た花火は開放感あって気持ちよかったのでした。
会場で“ドンドン!”とお腹まで響く火薬の音を聞いていたらたまっていたらしいストレスが晴れたような気がしました。たまには花火大会、ちゃんと会場に行くのもいいものでした。ふふ。

link : 花火情報いろいろ

by nao :: 16:24 :: diary, shizuoka life

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