Dec 11th, 2010

peru-10 Puno


machu picchuからcuzcoに戻り、翌日の昼、今度はpunoへ。

まずは最寄りの空港のあるjuliacaへ。
punoまではタクシーで小一時間、けっこう距離ありますです。

そうそう、punoの観光もcuscoの手配氏の手配でした。空港往復とホテル、titicaca観光ね。こっちは概ね満足でした。


juliacaの街を抜けると一本道を延々走ります。
この動画はまだ街を抜けて間もない頃。壁に書かれているのは10/3に行われた県知事選の立候補者の名前。
遠くに山しか見えないような開けた土地にところどころ羊や牛がいたり、時々日干し煉瓦の街が出現したり。アンデス山脈の中にぽっかりと出来た平地。すごくすごく平たくて広い景色でした。

そんな平原を突っ切る一本道。途中にところどころ十字架が見えました。子犬のおうちみたいなちいさな家の上に付いていたり、そのまま地面から建っていたり。
何か地元の羊飼いたちの信仰なのかななんて思って、乾いた土の道路に建つ十字架のある風景を素敵だなぁと思ってたんだけど、後で聞いたら日本の道路脇の花束やお地蔵さんと同じでした…。

まっすぐな一本道が、カーブのある道に変わってしばらくすると、巨大な湖に向かってすり鉢状に広がる街が見えだしました。これがpuno。

punoでの宿泊先は中心部、Plaza de armasに面したホテル。Plaza de armasの規模はcuscoよりもこじんまりしているけど、バルコニーからカテドラルが見えるのは素敵すぎる。
カテドラルの左側にあるjesusがなんとも南米テイストで、遠くまで来たなーと今さらながらに感じましたです。

さて、少し前にここのことを「平地」と書きましたが、punoはcuscoよりも高い標高3800m。富士山よりも高いのですよ…。
ええ、高山病悪化…。
ホテルに着いて、しばらく休んでいる間に地味に調子は悪化。一旦お金下ろしに外に出たんだけど、ご飯食べる気にはなれず。
夕方のpunoは超冷え冷え。手持ちの服だけでは乗り切れなさそうだ!と、最初は長袖のTシャツ買おうとしたんだけど、場所柄、普通のがなくてみーんなお土産物デザインだったのであきらめ、お土産物やさんで安いアルパカのセーターを買いました。どのくらい安いかと言えば、アルパカ100%で35sol(約1,000円/笑)。ざっくりした工場製のセーターだけど旅行中は部屋着に、ダウンの下に、大活躍でした。
セーター買って、ホテルに戻ってそのままご飯も食べずに寝てしまった。
が、帰り道に教会の入り口で結婚式っぽいのが見えたなぁと思ってたのがどうやらその後近くのラテンディスコでパーティをやっていたらしく明け方までドンドコ大音量でラテン音楽が聞こえてました…。あー、あたし遠いところまで来たなぁ…。
部屋に常備された耳栓の意味がよく分かった(笑)。
音楽は普通のサルサからバチャータ、ラテンポップにフォルクローレ、なんでもござれでした。おお、カオス。

翌日は朝からtiticaca湖観光。これはまた別postで。

titicaca湖からバスでの帰り道、湖を出てすぐのところに市場が立ってました。
どこからか音楽が聴こえてきはじめ、やがてバスが動かなくなり…。なんだ?と思ったら、punoでちょうど近日催されるお祭り出場を懸けてフォルクローレのチームのコンテストをやっている最中とのこと。

見るとフォルクローレのバンドがパレード中。
…交通規制とか、事前に何とかとか、そういうのはやっぱりないんだね(笑)。
そして人が集まるところには必ずおやつ売りが出現するのもさすが。
しばらくのろのろといくつかのバンドに遭遇しつつ進んだんだけど、うちのホテルはその手のイベントの中心地Plaza de armasの真ん前なのでホテル前まではムリということで途中で降りました。
3枚めの写真はホテルに着く直前、Plaza de armasでチームの記念撮影しているところに遭遇したのでついでに(笑)。羽根、かっこいいー。

titicaca湖では高山病で大変だったので、ホテルに着いてすぐにベッドに直行。
だがしかし、バルコニーの下から聞こえてくるフォルクローレの素敵さにたまらず起き出して動画撮って、満足したところで再びベッドに倒れこみました。

縦方向で撮ったのは失敗だったなぁー。

この日は日曜日の夜だったせいか、ラテンディスコは深夜くらいで終わったぽい。
だがしかし、早朝3時か4時くらいだと思うんだけど、酔っ払いのケンカ。だんなさんの話では、ケンカしてたのは酔っ払い夫婦とその友だち。奥さんは、だまされて結婚したみたいなことを言いつつだんなさんをかばい、だんなは友だちに向かって「かかってこいよー」と挑発し、友だちにボコられ…みたいなカオス(笑)。
それにしても、こういう騒動が起きている時のペルー人の情報収集能力の高さと来たら、もう(笑)。この辺がテレノベラ(昼ドラ以上のベタなどろんどろんドラマ)を楽しめるラティーノと楽しめない日本男児との違いかもw(本人は「だってうるさかったから」と言い訳してました)

翌朝は朝ごはん食べてからチェックアウトまでのんびり、チェックアウトしてからもホテルに荷物を預けて近くのお店をふらふらしました。

lima通りをふらふら歩いているうちにお腹が空いてきたので、puno滞在で朝ご飯以外初めてのお食事。
胃の調子が悪いのでなにかスープがいいんだけど、どれがいい?って聞いたらsopa de dietaをお勧めされたので素直にそれを。
出てきたのはほんとにあっさりとしたチキンスープ(…に茹でた鶏ムネ肉とカッペリーニと茹でたじゃがいも)でした。こうゆうお料理もあったのね。具のボリュームはさすがでしたが。
イマイチよく分からなかったのはsopa a la minutaというちょっとこってりしたスープを頼んだだんなさんのスープもあたしのと同じコンソメ色だったこと。あれってもっと赤くてミルクで濁ったスープのはずなんだけど。地域差なのか、手を抜かれたのか、いまだに謎です…。

お店を出てからさらにlima通りを歩くとparque pinoという小さな公園に。
公園の外にあるベンチに腰掛けて道行く人を眺めてました。
公園の前にある学校(軍隊学校かな?)に行く少年たちや、モトタクシー・人力タクシー、アイス売り。いろんな人たちが通りがかる。
それにしても、標高3800mなんて土地でみんな元気。慣れれば慣れるんだろうけどさー…。

どうでもいいですが、上の写真の木。
とてもきれいに造形してありますが、1本1本ぜんぶ形が違う(笑)。
どうもペルーではこの手の刈り込み方が多いみたいです。全部まんまるだけど、大きさや高さが違ってたりとか…。
きれいーに刈り込んであるだけに、その非日常感はなかなかなものでした。(でもそう感じるのは日本人ならではかも)

punoは気温が低いんだけど、標高高いので日中太陽が出ているとかなり暑いです。というわけで、あちこちにアイスクリームやさんがありました。いや、punoだけじゃなくていろんな町でアイスクリームやさんやアイス売りの人たちはたくさんみかけたので、ただ単にペルーにはアイス好きが多いというだけなのかもですが。
とにかく、たまらずアイス購入したのでした。
donofrio(ネスレ傘下か…)のカップアイス。copa k banaってゆうペルーのフルーツ、lúcuma(ルクマ)とバニラのハーフ&ハーフなアイス。
lima通りのベンチに座って、さー食べようと思ったら目の前に手作りジェラードのお店があったりしてがっくりしましたが(笑)、アイスおいしかったです。まだこの時点ではルクマを食べたことなかったんだけどけっこう本物っぽかった気がする。
しかし、このコパカバーナ(ブラジル)的なネーミングは一体?copa=カップというところから来てそうな悪寒はするけど、バナナ味ならまだしも…汗。

さて、アイス食べたところでホテルに戻って、再びタクシーでjuliacaの空港まで。
juliacaの空港には日本人団体客がいましたです。
現地ガイドに最後のごあいさつをーってゆってぱちぱち拍手をしているところ、ああ、まさしくニッポン!
うちらが空港のロビーでぼんやり時間になるのを待っていると、目の前のベンチに日本人観光客の女性が2人、「インカコーラのTシャツ買わないと!」「あれいいよねー」とか会話しながら座ろうとしていた。と、突然「インカコーラおいしいねー、大好き!」と会話に割り込むだんな…。いや、Tシャツの話してるし…しかもその手にはスプライト…汗。
普段知らないひとに急に話しかけることなんてないのに、日本人見かけてうれしくなったんだろうか…。ペルー人のくせに。謎…。

あと、出発ロビーの売店で、マカとかコカとかの入ったシリアルバーを買ってみようなんて言って物色してたときに、背後でアメリカ人ぽいおじちゃんがお店の人に聞いている声が。「これtunki?」
おお?いまtunkiとおっしゃった?と振り返るうちら夫婦。
今年のアメリカでのコーヒーコンテストで優勝して、やにわに脚光を浴び出したpunoのコーヒー、cafe tunkiがありましたです。
このtunkiはたった3haの小さな畑。売っているところが少ないというのは聞いていて、limaに着いたらtunkiを飲めるlima唯一のcafeに行く予定ではいたのです。まさか空港で売ってるとは思ってなかったのでびっくり。
売店のおねーさんに聞いたら、この空港だけなんだって。というわけで残ってた3袋(200gx2,500gx1)はすべていただいて帰りました。うふふ。

punoは高山病が酷くてかなりキツかったけど、行ってよかったなーと思います。
titicaca湖も、町も、cuzcoとはまた違う素朴な雰囲気で印象深い町でした。
また、何年かして他の町も回ったら再び訪れたいなー。

by nao :: 14:43 :: traveling_peru

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