mdlm -bekkan-

ひさしぶりのおでんネタ。
サニー兄さんがよーやく静岡に出張で来てくれたので、おでん横丁に繰り出してきました。

以前サニーさんに送りつけたレトルトおでんの元ネタになった青葉おでん街の「愛ちゃん」に行きたかったんだけど、のれん越しに覗いてみたらすでにぎゅうぎゅう詰め…。
過去の経験から、まだ入る余地がある場合にはすかさず「何人？2人？(店内のお客さんに)あんたっちちょっとそこ詰めて！」つって席を作ってくれるんだけど、声がかからなかったので本格的にダメっぽいってことであきらめて他のお店へ。

前にtomoさんとpukkaさんがいらしたときに入った「幸多路」へ。
あれから行きたいと思いつつなかなか行く機会がなくって半年ぶり。年末の繁忙期だからか、おねえさんが2人になってました。
まずはビールで乾杯。2本空けたところでお茶割りに。
おでんをちょこっとつまみながら小一時間したところで、他のお客さんのお連れさんがなだれ込んできたので「じゃー、もう一度『愛ちゃん』覗いてみようか」ってことでお店を出ました。何しろ狭い店内で、顔の赤いお連れさんが2人くらい、立ち飲み状態だったし。ここは常連さん優先で。

もいちど「愛ちゃん」を覗いてみたけど、やっぱり混んでて入れなかったのであきらめて、青葉横丁のほうへ移動。
今まで何度か覗いたことがあったんだけど、いつもひとがいっぱいで入れなかった「一心」ががらがらだったのでちょっとラッキーって感じで入ってみました。
どうやら「一心」はおでんメインというわけではないみたい。
カウンターのショーケースの上にはずらずらといろんなお料理が並んでて、店主の背後にはおでん横丁の他のお店では見かけないようなお酒が。ハブ酒や朝鮮人参酒やアブサン…そして今回飲まなかったけど売りは朝立誉という樽焼酎。
黒板に書かれているメニューもなんだかそそるものがいろいろ。鴨ローストだの、下町のフォアグラ(レバーと背脂だそうです)だの。

最初はうちらだけだったところをおばあさんが1人でふらりと入ってきた。最初は店主相手に、今日はじめてこの店に来たとかいろいろ(ほぼ一方的に)話してたんだけど、ふと声かけたらノンストップ(笑)。なんと78才、ビールを空けて、その後ウォッカのお茶割り(!)。関西育ちだそうで、関西弁がなんともステキでした。話の半分くらいがテレビネタだったのであたしには分からないことも多々あったけど…。
最後のほうで総合病院の診察券見せたので何かと思ったら、入院してるんだそうな…。だいじょうぶか？と心配になったけど、人生しょんぼり長く生きるよりは少しは楽しんだほうがいいもんね。それにしてもタフだ。病院の消灯時間とっくに過ぎてる時間だったのに。この後はクラブへ…とかゆってたのは本当か嘘か…。こうゆうお店でサラリーマンのおじさまとお話する機会ってのはよくあるけど、こうゆうおばあさんとお話するとは思ってなかった。なんだかこれはこれで面白い体験でした。

そうこうしているうちに、気付いたらうちらよりも後から来たお客さんもすっかりいなくなってました。なかなか居心地のいい雰囲気のお店だったので、また今度お腹を減らして行きたいなー。年明けたら会社の子でも誘おうかなー。

けっきょくサニーさんに「愛ちゃん」のおでんを食べてもらえなかったのでぜひもう一度、静岡出張に来ていただきたいと思いますデス。ああー、「愛ちゃん」のあんもと厚揚げ(この2点でかなりお腹ふくれますが)食べたくなってきた！

by nao :: 14:17 :: diary, food, oden